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開発者コラム

完全密着するワックス①

よく質問のある話からはじまります。
「今あるワックスの上にUAコーティングを塗っても良いですか?」
これ何度か書いたことがある話です。
やっても意味がありませんし、ナノプラスをはじめられる方に多い質問ですが、まだ何もわからないはじめてだからこそUAコーティングを使わない方が良いのです。
ちゃんと剥離をして密着率の高いUAコーティングの被膜から作っていくのにどれだけの知識が必要かという話をしていきます。
これはUAコーティングだからではなく、UAフィニッシュLであれ、他のワックスであれ同じ話です。
(UAコーティングだからすこし注意が必要な部分も出てきます。)


今回はこのワックスの密着率について4回に分けて述べていきます。
洗って汚水を回収して塗れば一緒だなんて思っている人も多いようですが、まったくの別物です。
これを知っているか知らないかでは、F1ドライバーと仮免許のドライバーくらいの違いが内容でも利益率でも差になって現れます。
すごく簡単に言ってしまえば、床の管理においてワックスの密着率はそのまま利益率になります!
つまりはここをどれだけ極めるかで利益率はどんどん上がっていくのです。


HPにも書いてありますが、剥離してUAコーティングから導入するのは意味がありませんから、既存のワックスを剥離してからUAコーティングを塗る必要があります。
今回のテーマの話になるのですが、ワックスの密着率は床材と1層目でほぼ決まります。
家で例えれば、泥沼の上に家を立ててその上で何をやっても1番下は泥沼ですからどうにもならないですね、それと同じことです。
そもそもこれまでのワックス管理とナノプラスの密着率は大きく異なります。
それはUAコーティングの密着率の話ではなく、洗剤分の残留や作業過程でのリンス率や乾燥時間での違いです。
ですので剥離してUAコーティングを塗るのに、リンス洗浄を2回しなかったり、ポリッシャータンクから水を出してリンスしているようでは話になりません。
もちろんパッドなどの道具も都度綺麗なものに交換する必要があります。


次回へ続きます。
2024年04月25日 00:00

対ヒューマントラブル③

前回からの続きです。
前回は社長自身がヒューマントラブルではという話で終わりました。


社長が現場から抜けたいのにいつまでも抜けられない問題はこの業界の大きなテーマです。
生涯現場で現役で活躍したい人はそれで素晴らしいことだと思いますが、年齢とともに体は動かなくなりますからどこかで考えなければいけない問題です。
でもそれは自ら仕組みを作ったり、人を育てることを放棄して目の前の仕事をこなすことしか考えていないから起こっていることです。
先日からのコラムで手前から見るのではなく、奥から見るという話をしていますが、それができていない人はそういった傾向にあります。


経営者でなくどこかの会社にお勤めの方でもそうです。
昇進しようと思ったら、自分の上司の分以上の仕事をできてかつ、部下に自分の仕事をさせることのできるよう育てることのできる人こそ昇進するのです。
以前もコラムに書いたように、課長は部長の仕事ができ、部下の主任に課長の仕事ができるように育てるから課長から部長になれるのです。
どれだけ部長がポンコツで古株だからという理由で部長でも、課長で部長の仕事までこなしてしまっている人を評価しない会社はあまりありません。
わたしが昔勤めていた会社は5部門の責任者を兼任して取締役相当の仕事をしていたのに主任だったのでその会社に見切りをつけて起業したという珍しい会社もありますw
会社の経営者自体がヒューマントラブルだったのでその対策は起業でした。


我々の仕事は労働集約型なんて表現をされますが、人がいて成り立つ仕事で、どれだけAI化や機械化が進んでも当分はさほど変わらない業界です。
確かに一部では徹底的にAIロボット洗浄機などを駆使してコストを下げている会社も存在します。
でもそれができるのは一定の条件がある建物に限られ全体から見ればごくわずかです。
まだまだ人に依存するこの業界で、人に依存しない仕組みをどれだけ作るかというのが管理者としてそれぞれの仕事だと思います。
現場で作業をすることが仕事ではなく、その現場での経験を元にそれを考えるのが仕事です。
2024年04月22日 00:00

対ヒューマントラブル②

前回からの続きです。


話は変わりまして、繊細な素材と知らずにきつい洗剤を使って素材をダメにするパターンがあります。
リノリウムやラバータイル、ウールの絨毯にアルカリ洗剤なんていうのはいまだに話を聞きます。
5,6名くらいの洗い屋さんの社長ならそんなことはわかりきったことだと言われますが、現場で作業されている方全員がそうではありません。
特に今の若い世代の人はリノリウムなんて見たこともありませんし、見てもただの長尺シートにしか見えません。
知らずにいつもどおり作業して大変なことになります。
ではどう対策をするか?
先ほどの業者さんのようにその社員を首にすればいいんだ!なんて話にはなりません。
次に入った社員さんも同じことをする確率が極めて高いです。


1番効果的な対策は多機能還元水のようにどんな素材に使っても事故にならない洗浄液だけで組み立てることです。
本来は素材のことをちゃんと理解して作業に望むべきですが、現実的にそれは難しいでしょう。
社長からしたら、自分が現場に行っていれば・・・なんて後悔するでしょう。
実際に昼も夜もすべての現場に行くなんというのは規模が大きくなればなるほど不可能です。
だからこそヒューマントラブルを防ぐ為の仕組みが重要になるのです。


企業規模が拡大することだけが良いことではありません。
しかし拡大した時に通用しない仕組みは非常に脆いです。
次の世代に渡すこともできません。
そしていつまで現場で先頭を切って作業をするのかという問題にもなってきます。
社長自体がヒューマントラブルの元になっているかもしれません。


次回へ続きます。

 
2024年04月18日 00:00

対ヒューマントラブル①

SNSを見ていると、今の時代にポリッシャーのハカマ(飛散防止カバー)をつけていない人がいることに驚きます。
うちの会社だと、というかまともな管理会社ならその時点で取引停止です。
トラブルを起こす為にわざとやっているのかと思ってしまいます。
今回も長いので3回に渡って書いていきます。


現場で起こるトラブルはほとんどヒューマントラブルです。
事故が起こり再発防止で指差し確認をすることにしたり、作業前のミーティングを行うことにしたり、一般的にはそういった流れになり、やることがどんどん増えてがんじがらめになっていくのが大手管理会社の常です。
それでもヒューマントラブルに終わりはありません。
ミーティングをしても指差し確認なんて毎回やっていませんから。


ではどう対策をするのかというとそもそもそのヒューマントラブルが起こり得ない仕組みにしてしまえば良いのです。
つまりは人側をなんとかするのではなく人に依存しない仕組みにしてしまいます。
最初に書いた飛散防止カバーですが、付けない人は飛び散ったら拭くから良いよと大体言います。
どれだけ作業前にミーティングしても飛び散りに気が付かず(そんなものを気にしていたら作業になりません)拭かずに作業終了し翌日クレームとなります。
そんな会社に作業をさせることがヒューマントラブルの原因そのものですから、極端な話、飛散防止カバーを付けない会社は取引停止にすればトラブルの発生を簡単に抑制できます。


次回へ続きます。
2024年04月15日 00:00

回収率の重要性②

前回の続きです。


ある大手管理会社のお手伝いをしていた時、店舗を巡回していて、床を見た瞬間にテナント製か他社のものかすぐにわかるなんてことがありました。
今でも洗浄機の後ろをモップで拭いて歩く光景を見ることがあります。
カーペット洗浄と同じで黒い水を作って床に黒い水を残せばどんどんワックス床もセラミック床も、石材床、木床とどんな床材でもその黒い水を吸い込んで床は黒く染まります。


モップで水拭きすると床は黒ずみます。
ダスターをかけずにモップ拭きなんて論外です。
床を濡らさずにモップが濡れている状態が正しい状態なのでウェットダスターが必要なのです。
床の汚れにスプレーして水拭きするのが一般的ですが、本来は乾拭きです。
だからこそ元々モップは綿素材で親水基となっており水を吸いやすいようにできています。
テーブルを拭く場合は、汚れを洗剤で水に溶かしてタオルで回収しますよね。
タオルで拭く場合だと乾拭きなのにモップはなぜか水拭きというのは謎なんです。
ちょうど先日セラミックメンテナンスのことでこの話をすることがありました。
そもそも汚れのない場所を日常的に水拭きする必要はまったくないのです。


ナノプラスではワックス床の洗浄作業において汚水回収後のリンスは不要としています。
これは前提条件として、汚水回収率がありますし、元々使用するnano+クリーナーの希釈割合なんかも計算して設定していますから、多機能還元水とnano+クリーナーの希釈を250倍だったり、100倍にした場合にはリンス作業が必要になります。
汚水がベタベタ残っているところを水拭きするような低い汚水回収作業をしていては話は別です。
清掃システムはそこまで考えて設計しなければいけませんから、リンスをするといっても本当にそれは1回のリンスで良いのかということです。
希釈が濃くなればリンスは2回必要なこともあります。


こういったことを正しく理解できていれば、機械や環境によってリンス作業ですら変えていく必要があることがよくわかると思います。
2024年04月11日 00:00

回収率の重要性①

回収率は重要です。
どれだけ汚れやワックスを落としたとしても最終的にそれをどれだけ回収できたかという話です。
100%汚れを落としても70%しか回収できていなければ30%はまた汚れとなってしまうわけです。
当たり前のことじゃないかと言われそうですがそれを理解して現場作業ができている人は少ないですから、ワックス床で洗って汚水を取って拭いて塗るという作業をしている人がいまだにいるんです。


カーペットのエクストラクターでは回収率70%程度で、機械によってはもっと少ないです。
なので半分ずつ被せて機械をひいて同じところを2回かけることで、
100×70%→30
30×70%→9
と残留を減らしていきます。
これが50%であれば
100×50%→50
50×50%→25
と残留してしまいます。


残留量ですが10%未満であれば許容範囲であるとこれまでの検証で確認しています。
残留量が多ければ多いほど、黒い汚水を作ってカーペットを黒く染めていることになります。
多機能還元水はその汚水の黒ずみを脱色する機能がありますし、界面活性剤を含まないので汚れの原因になるものがなく、カーペット洗浄にはうってつけです。


ワックス床でもウェットバキュームの性能によって大きく変わります。
テナントカンパニー製の洗浄機はバキュームの評価が高いですね。
これはタンクの剛性やスクイジーの形状などがちゃんと考えられており、他社とはまったく異なった性能を発揮します。
当社ではそれはさらに改良し、バキュームホースを高剛性のものに変えたり、ドレンホース部分を改良して圧力損失を減らす加工も行ってきたのはこのHPにも記載してあります。
その余力のできたバキューム力でスクイジーの穴の数も増やして回収速度を上げるということを行ったり、大型のバキュームモーターに交換して走ってバキュームをかけたこともありました。
バキューム効率は作業時間に直結しますが、定期清掃でも日常清掃でも床の黒ずむ黒ずまないは洗浄機によって異なると行っても過言ではありません。


次回へ続きます。
2024年04月08日 00:00

どこまで認識して仕事をするか

現場もそうですが、後ろから見てやる作業を決めていくのだという話をよくします。
現場の組み立ての話でもそうでしたが、その日の現場の作業だけでなく、数年のことを考えて仕事をしていきます。


量子フロアメンテナンスのセミナーでもやりますが、簡単に表現すればその認識の広さや深さを周波数の高さとも呼びます。
より認識できている範囲が広いということですね。
ここでいう広さは物理的な広さに限ったことではありません。
現場の組み立ての話で言えば時間軸の話なので4次元の話ですし、量子フロアメンテナンスでは5、6、7次元と認識する次元を広げていくことでこれまでできなかったことができるようになったり、その効果を上げたりすることができるようになります。


今回はちょうど良い実例が身近であったので引っ越しの話をしようと思います。
普通引っ越しといえば、荷物を箱詰めして部屋を清掃して運んで開梱していっておしまいというところでしょう。
しかしやっていることは同じでもどこまでそれを考えてそれぞれの行動を取るのかは大きく違います。
引っ越しをしたことがない人は、荷物をいろんな袋に入れてみたりしているだけなんですよ。
移動する際に洗濯機や冷蔵庫に傷が入ってはいけないので保護材を巻いたりすることもなく、荷物もその辺にあるものを適当にビニール袋に入れたりと…
そうなると車で運ぶのも大変なものですし、引っ越し先でもどの荷物がどこにあるのかも分からず大変ですね。
荷物を持ち出すことだけ考えて引っ越しする引っ越し初心者はあとのことを考えていないのです。


引っ越し慣れした人は引っ越し先のことも考え、用途別に荷物を梱包して段ボールに何が入っているか書いてわかりやすく運びやすくしていきます。
そんなことは当たり前だ!なんていう人も多いですが意外とそんなこともなかったりします。
ちなみにわたしの場合はノマドのようなものでそもそも物を持たないので、段ボール1つあれば十分といったところでしょうか。
多機能還元水1本と着替え1セットあれば、洗面台で服は洗えて何泊でもできてしまうので、どこにいても関係ないという感じになったこともあり、あっちに行ったりこっちにいったりと縛られるものがなくなりました。
これはこれでまた別のコラムでも解説しますが、結構大切なことだったりします。


結局はどこまでイメージできて行動できているかの違いで、これは仕事でも一緒なんです。
ただのメール1通でも仕事のできる人は返信が早く、仕事のできない人は返信が遅いのは有名な話です。
1通のメールであってもその相手方の後ろには何人もいて、その内容によってはその数人の予定が変わってしまうのでなるべく早く確定してあげなければいけないこともあります。
要は相手方の後ろにいる人達まで見えていますかという話です。


では現場に置き換えると作業の完了から時間ややることは逆算できていますか?という話です。
最後にワックスを塗って乾燥させて警備会社の歩くところを確保する為には、どこからどうやって何時までにどこまで完了しておく必要があるのか。
やはり最初はどこを何時までにやるのかというのも時間に落とし込んで、その上でだれがどの時点で何をしているかの表を作成するという訓練を行うのが良いでしょう。
定期清掃の現場だとこれを煮詰めていくと作業効率が格段に上がるので利益が出やすいですね。
だから定期清掃は良いというのも1つあります。


そういったことをこの業界の人たちは感覚的にやっていますが、その感覚も紙に落とせるレベルとそうでないレベルでは実際の管理能力に大きな差が出ます。
差が出るということは利益率にも差が出るということですし、品質には差が出るということです。
地味な部分ですからあまりされる方も少ないですが、これも訓練だと思って1つの現場で良いですから実践するのも良いと思います。


今回は引っ越しや現場に例えましたが、経営や営業、経理であっても同様のことが言えます。

 
2024年04月04日 00:00

なぜそうなるのか理解する④

4回目の最終回です。


カーペットの場合は表面積がPタイルの250倍程度あると言われ、それだけ土砂や埃の量も多く溜め込んでいます。
ドライの汚れはドライの作業で取りましょうとカーペットメンテナンスの教科書の1ページ目に書かれていることですが、ほとんどの方がドライではなくウェットでこれを除去しようとしています。
しかし最初に説明した通り、決まった水の量と水温に対して溶ける水の量は決まっているのです。
ナノバブル水のように溶かさず回収するということもできるのでナノバブル水の推奨しています。
(これはまた後のコラムで説明します)
つまりいかにアップライトで回収するかで勝負が決まります。
それなのに早く洗いたいからとアップライトで見えるゴミだけ取ってすぐに洗浄液を噴霧する人が多いですね。
ひどい会社になるとハンディクリーナーやポッド型のドライバキュームで吸塵している会社もあったりして驚きます。
そんなもので回収できるはずがありません。
ちゃんとカーペットを洗っている会社はカーペットの洗浄にかける時間の半分以上をアップライトに使っています。
アップライトのブラシを見ればわかりますが、ブラシはわずかな線でしか当たっていません。
一般的に使われているような押したり引いたりするような掛け方では一瞬しかブラシが当たらないのでカーペットの繊維に刺さった土砂は取りきれません。
機械の構造を理解すれば自ずと使い方も変わってきます。


先日セラミックタイルの洗浄で相談を受けたのですが、それほど面積の大きくない店舗です。
作業時間の短縮の依頼を受けたのですが、短縮したいならなおさらダスターではなくバキュームでの除塵です。
なんならウェットダスターをかけてからの除塵をしてもらいたいところです。
目地がある床材でいくらダスターをかけても十分に回収はできませんから、急がば回れではありませんが、早く綺麗にしたければバキュームの工程は絶対に省けないのです。
折衷案としてショッピングセンターのように広い場所だとスイーパーという選択肢もあったりしますね。
カーペットのメンテナンスでも最初から表面しか洗わないという前提で汚れの少ない場所ではアップライトでなくスイーパーを使うこともあります。
あまり汚れていなのならそもそも洗わないという選択肢もあるのはあるのですが…



そうやって説明しているとキリがないくらい出てくるのですが、何のためにそれをしているのか、なぜそうなるのかはすべての作業に理由があります。
普段なんとなく作業をされている方は多いと思います。
しかしその作業で本当に良いのだろうかということを考える習慣をつけることも大切です。
日常的な仕事に追われ、完成させることにフォーカスしがちですが、それを続けてもレベルは変わらず作業効率も変わりません。
余裕を持って作業を行い、こんなことも考えながら作業することでレベルは上がり品質や収益率も変わっていくのです。


今回は除塵作業に例えて話を進めましたがすべてに関して同じことが言えます。
2024年04月01日 00:00

トレールモップ在庫不足について

おかげさまでご好評いただいているトレールモップですが、現在バックオーダーとなっており、順番の出荷しいきますので、納期が1ヶ月超かかり、枚数にもよりますがGW前後に納品の見込みとなっております。
BASEの在庫も無しもしくは数量が少なくなっていますが、BASEでのご注文の方はバックオーダー分として受付を行っておりますので、こちらのお問い合わせフォームよりご依頼ください。

ご迷惑をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
2024年03月29日 21:43

なぜそうなるのか理解する③

前回からの引き続きです。


最初に除塵しなければどうなるかという話ですが、どんな床材でもバキュームする時にゴミや埃がスクイジーに引っかかることで汚水のすじができて回収率が落ちてしまいます。
回収率が低いということは落とした汚れが回収できていないということなので、綺麗になっていないことを示します。
ナノプラスであれ、なんであれこれは同じことで、メンテナンスシステムの設計をする際には希釈と回収率によってその残留率を計算し、リンスが必要か不要かの判断を行います。
一般的なメーカーの洗剤や剥離剤によくある「ノンリンス」はまったく意味が異なります。

そういったことからウェットダスターに加えて、洗浄機で1パスして予備洗浄しワックス表面の汚れやワックスに刺さった土砂を先に除去する作業を行うこともあります。
また美容院ではインスタにもリール動画で投稿しているように、先にシャワーヘッドで水を撒いて髪の毛を回収してから洗浄を行います。
ドライバキュームを使う人もいますが、細かい毛が舞い上がり自分自身がそれを吸い込むことになりますし、洗浄した後くらいの時間に落ちてきますから結果的に綺麗になったとは言えません。
この1工程をしないと道具が髪の毛だらけになってしまって洗い物の時間の方が長くなってしまいますし、何より落とせるものも落とせません。
つまりは十分に減膜ができないのでその後ワックスを塗ったとしたらワックスが増膜し、それを継続することで剥離が必要になっていくのです。


カーペットでは歩行で潰れたカーペットのパイルのままアップライトをかけても起毛できず中の土砂埃が取れませんから、パイルリフターによってブラシとブロワで起毛させる作業を行います。
中にはパイルリフターだけでアップライトをかけないなんて人もいますがこれは大きな間違いです。
パイルリフターで確かに回収できる埃はあります。
しかしパイルリフターはバキュームではなくブロワですからそもそもの目的が違っています。
パイルリフターをめったに使わない人は起毛するためにポリッシャーにナイロンブラシや白パッドをつけてドライで回すことで起毛してからアップライトをかけるなんていう荒技もありますね。


次に続きます。
2024年03月28日 00:00