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カーペットやソファのメンテナンス 3/3

前回から引き続いてカーペットメンテナンスの話です。


色んなことを試しながらもっとも簡単な形に行き着いていますね。
これは多機能還元水があるからできることです。
多機能還元水とは別のものでこれを行うと問題が発生します。
そもそも残留させて良い洗剤なんてあまり業界に存在しないですからね。
残留させても問題なしと書いてあっても問題だらけなものばかりです。


だいたいの人がアルカリ電解水を選択するでしょう。
確かによく落ちると思います。
むしろよく落ちすぎるのです。
カーペットもそうですが、建材も素材によって適度な油分を含んでいます。
ステンレスや鉄も油が塗ってありますね。
アルカリ電解水はカーペットの油分も徹底的に落としてしまうので、カーペットがパサパサになり、逆にその足りない油分を汚れで補給しようとしますから汚れやすいカーペットになっていきます。
1回勝負ならともかく定期メンテナンスで使うものではありません。
多機能還元水と合わせて微量使う場合はあります。


また洗剤は論外なのはわかっていても「カプセル式の洗剤だからあとで汚れない」なんて話もあります。
やってみるとよく分かります。
洗った時のマイクロファイバーのパッドに付着しているものと同じものがカーペットに少なからず残留します。
そのパッドの汚れを落とすのに高圧洗浄機を使うレベルのものです。
カーペットに高圧洗浄機を吹くのでしょうか?
ベタベタになったカーペットをリセットするのは本当に大変です。
ケミカルメーカーの研究レベルだと毎月ハードな使い方を3年やってみてどうかなんてことは普通はしないのです。


自動車業界レースで色んな開発が行われていて、現在は水素で発電するエンジンではなく、普通のガソリンエンジンをすこし改造してガソリンではなく水素を燃やして走るという取り組みをトヨタがこの数年行っています。
市販車ではありえないレベルのかなりの極限状態での検証ですね。
我々の業界でもそのレベルで検証しないとわからないことが多いのです。
少なくともうちの会社ではある程度の極限状態を自社の現場で作り出して検証を行います。


自分の手で自分の現場で使い続けてみないと製品にしても技術にしても見えてこないことは多いのです。
それはレベルが上がれば上がるほど1年ではなく、5年、10年と先が延びていきますから見えにくくなっていきます。
ビルメン出身のメーカーでもその社長が現場に出なくなった途端方向性がずれたり、商品のピントがずれてしまうのはよくあることです。
それだけ現場で検証することは大切なのです。
同じものを見ても見る人の経験値によって得られる情報量は大きくことなり、経験値と知識によってその数年後の結果がどうなるのか見える年数の幅も変わります。


そういったこともあってわたし自身も現場に出ないなら出ないでも現場は回すことは容易いのですが、現場に出続けているのです。
2024年03月14日 00:00