インフルエンザ対策には湿度計が効果的
ので、今日は菌やウイルスの話です。
まず菌とウイルスの違いですが、細かいことまで書くと長くなりますので、google先生に教えてもらう方が確実かと思います。
その違いを理解した上で、、、
例えばインフルエンザウイルスが繁殖しやすい環境ですが、温度と湿度(相対湿度)によって決まります。
繁殖しやすい気温20度、湿度20%では6時間後に70%近く生存
しかし同じ気温20度でも湿度が50%になると6時間後の生存率は3%というデータがあるそうです。
そのあたりの細かいデータはたくさんgoogle先生が教えてくれます。
たくさんわかりやすい図表などがありました。
絶対湿度と相対湿度
冬は気温が下がりますのでエアコンを入れますが、空気中に含まれる水分量は(絶対湿度)一緒ですが、相対湿度はどんどん下がっていきます。
気温が上がると飽和水蒸気量が上がるので相対湿度は下がります。(冷房だと除湿されるので絶対湿度も下がります)
のでエアコンをつけると空気が乾燥する。。。というようになるんですね。
冬にエアコンの温度を上げることは確かに必要ですが、湿度を上げるだけで体感的にはずいぶんと暖かく感じます。
そしてそういったウイルスも抑制できて一石二鳥なんですね。
ただし、湿度が60%を超えないよう気をつけて下さい。
40〜60%がちょうどよく、それ以下だとウイルスが活動を始め、それ以上だとダニやカビの発生、食中毒の原因になります。
人間へのダメージもありますよ
〇〇クラスターの空気清浄機だから安心とか、次亜水を超音波加湿器に入れて噴霧しているから安心という声も聞こえます。
また首からぶら下げてウイルス撃退とかいうやつなど、いずれも過度な酸化によりウイルスをやっつけますので、人間にもダメージがあるんですね。
首からぶら下げるのに多い二酸化塩素は本当に危険です。
なので私はオススメしません。
また耐性菌を生む原因や免疫の低下にもなりますので、使わない方がいいという菌の専門家の方もいらっしゃいます。
耐性がついてくるとさらにきついものを使わなければならないという訳で、人へのダメージも大きくなります。
なので、菌がそこに居たくない環境にすべきですね。
病院や老人ホームでは
トイレは換気扇があり負圧(空気を引き込む)ので、感染した人の部屋の空気が建物全体に引っ張られるのですね。
トイレを負圧にしていないと、トイレの汚染された空気が建物全体に広がりますからね。
建物の衛生的な管理上はそうなっています。(そうするべきとビル管理士の教科書には記載があります)
となるとその人の部屋で次亜水でバンバン加湿すればと思われがちですが、病人に対して可哀想です。
ただ単純に建物全体の温度と湿度の管理をしてあげればウイルスは不活性化します。
その部屋だけやっても出入りする看護師さんがいらっしゃれば広がりますので。
お客様からの声
そういえば先日多機能還元水で病院を管理されているお客様から多機能還元水と加速化過酸化水素消毒液のATPふき取り試験の比較のメールを頂きました。
床面を洗浄前約18000、多機能還元水で洗浄後15、加速化過酸化水素水消毒液は600だったそうです。
加速化過酸化水素消毒液でも確実に取れていないのですね。
そしてさらに想定されるのが、時間経過後の増殖量は加速化過酸化水素消毒液の方が多いだろうということ。
我々の仕事は清掃することではなく、良い環境を維持することですから、やった時だけ良くてもダメ!ということですね。
ワックス管理などと一緒で、作業に入った時だけは綺麗では価値がないんですね。
価値がないから受注単価が下がるのは当然。
良い状態が維持できる会社は結果的に収益性が高くなる傾向にあります。
綺麗にしとけばええよ
菌やウイルスを化学的に除去しなければならないのはオペなどの医療行為を行う方々(もちろんしっかりとした洗浄もされた上で殺菌までされています)であり、清掃管理の中では物理的な除菌(回収)を重視すべきなのだと思います。
某国立大学の清掃における感染管理マニュアルを見たことがありますが、
「定期的な消毒剤の噴霧は過剰な対策」
「床などに消毒剤を使用することにより一時的に菌量は減少するが、数時間で元の菌量に戻ってしまう」
「対策として、湿度と微生物の増殖をサポートする物質の除去」
などが記載されています。
つまり綺麗にしとけばええよということですね。
そういったところでも多機能還元水をお使い頂けますので、他の建物で普段からご使用頂ければ、スプレーヤー1本が3.5円という低コストで安心な空間が維持できます。
尚、多機能還元水は化学的な除菌はできませんので、超音波加湿器に入れても除菌はできません。
今日はこのあたりで。
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