モノでなく経営的な差別化
経営の勉強会にいくと、差別化やオンリーワンという話がよく出ます。
オンリーワンを語る話は、広い市場でオンリーワンなら素晴らしいと思うのですが、そういった勉強会で出てくる話は、大手企業には勝てないから、地域でオンリーワンを目指しましょうというのがよくある話。
小さな市場でオンリーワンだと売上の限界値も低くなり事業になりませんので、本来小さなマーケットではナンバーワンを目指す必要があります。
清掃業界で差別化と言うと他社が使っていない資材を使うことを一般的に思われがちです。
しかし競合する会社もそれを使った場合はどうでしょうか?
まったく差別化になりません。
そして目新しいものを使ったからといって、清掃の素人であるお客様から見たら興味がないことなので大した差別化になりません。
つまり商品の差別化ってまったく意味がないんですね。
メーカーとして商品を開発する人間の言葉とは思えないとよく言われますが、嘘は言いたくありませんので。
よくある差別化
・環境に優しい洗剤を使います!
・業界で最新のメンテナンスシステムです!
・アメリカやヨーロッパの進んでいる管理方法です!
などなど、うちも現場の施工をやっていますからそういう提案はよく受けます。。。
アメリカやヨーロッパが必ずしも進んでいるとは思えません。。。
もはやどこにでもよくある話で、聞く側も「はいはい、またそれね・・・」と内心思ってしまいます。
これは私がメーカーであるからではなく、現場施工管理を行う会社として感じることです。
間違った差別化
現代では、ずばり「コストがかかる差別化」です!
差別化をするのに設備投資が必要になると、現場コストが上がるので損益分岐点は上ってしまいます。
それが全ての現場で運用できるのであれば、コストダウンにつながるものもあります。
昔よくあった話、ドライメンテナンスを導入しようと、プロパンバフやプロパントラッカー、洗浄機とパワーゲートのついたトラックを導入したものの、使える現場を1週間に1回程度しか稼働しない。。。
トラックマウントのカーペット洗浄機を購入したが、稼働日数は月4日しか稼働しない。。。
なんて話はこの業界でよくある話です。
毎日がそんな現場な会社ならコストダウンにつながるので宜しいかと思います。
こういった設備投資を行うと月数万円のリース代が乗っかりますので、損益分岐点が上がりますね。
ということはそれだけ頑張らないといけないということなんですね。
そしてその投資が怖いのが、環境が変わってそれを使うことがなくなった場合。
一番使う現場がなくなったらただひたすら使わない機械のリース代を払うだけの修行になってしまいます。
現場に合わないのに、もったいないからとそれを使わない方がいいところで使ってしまう人は多いですね。
現代は環境の移り変わりが早いので、高額な投資は避けたいところです。
nano+の差別化は
nano+はモノの差別化でなく、経営的な差別化をテーマをコンセプトに全体を設計しています。
なので、綺麗になるとか環境に優しいとか安全であるとかは当たり前で、経営的に考えてどうかという視点を重視しています。
利益の出ない差別化は意味がない=利益率が改善されることが差別化と考えます。
わずかな現場を見て判断するのではなく、会社全体として利益率が改善されるからそこに投資する。
これが正しい姿だと思います。
といってもnano+の場合、投資は必要ありません。
税抜き10,000円からスタートでき、スタートした段階でケミカルコストは50%以上削減が可能です。
ケミカルコストは、既存の洗剤使用量が分かれば、どれだけ削減できるかすぐに計算できてしまいます。
差別化は利益率の高さ
全ての企業において共通の指標、それは経営的な数字。
その中で最も重要なのは利益率。
利益率の高い会社は成長スピードが高く、安定した経営ができます。
利益率が高い=作業原価が低いこと
人件費に時間単価は下げることができないので、どうやって作業原価を下げるかがnano+のテーマです。
単純に作業スピードが早くなる仕組みですが。。。
作業原価が低い会社は価格競争になってもだんぜん有利で、最後まで生き残りますね。
これからの人口減少の時代では、経済規模が縮小します。
売上を伸ばすことも大切なことですが、利益率を上げていくのはもっと重要なことです。
金融機関の評価点も利益率のポイントは高いのです。
評価点が上がれば調達金利が下がるので利益率も上がっていくという仕組み。
この仕事の経営の仕組みを知る
清掃業で売上を上げていくとどうなるかというと、人・機械・車・倉庫・事務所など増えていくので、最終的な利益がどうかというと、意外に利益は出ないのです。
そして売上が人数に依存するので、売上にも自ずと限界があります。
規模にあった売上と、そこから利益率を上げていくということをしていかないと利益は増えず、利益が増えないので昇給も難しく、人手不足の解消も難しくなります。
どんなビジネスもそうですが、利益率が悪いまま拡大していくと売上が上がっているのになぜか思う程利益が出ず、社長が忙しく走り回り休むこともままならず、どんどんしんどくなる傾向にあります。
うちの会社も昔そうでした。
利益率の低い会社は実際に働く人もしんどい仕事が多く、利益率が高い会社の方が作業は楽な場合が多いですね。
それだけ効率化できていますから、作業も楽と言えます。
抽象的で雲をつかむような話です
nano+の差別化は経営において様々なところに仕組み化したものがあります。
セミナーでは色々とご説明は致しますが、一つ一つ実行していくことで改善されていきます。
普段通りnano+のスターターセットから初めて頂ければ自然と経営改善になるようにできています。
もし不安な方はセミナーにご参加下さい。
導入時もそうですが、導入済みの方も利益率改善になるきっかけを見つけることができるかと思います。
お一人でされている方から、大きな会社の方まで様々な方がいらっしゃいます。
お気軽にご参加下さい。