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競合に差別化する人事戦略

清掃業は人がいてこそ成立する業界。

人がいない会社は成長することはありません。

人数と日常清掃と定期清掃の人数比率がわかればだいたいの売上はわかります。

つまりは人=売上で、人が増えないと成長しない。

外注先さんも=人であり、外注先さんを増やしても管理スタッフは増えていくので、結果人数なんですよね。

 

定期清掃で例えると、nano+は3人で30人分の面積を施工管理することを目指すもの。

1人あたり10人分の仕事ができれば十分な生産性でしょう。

作業自体は3倍〜5倍効率化でき、耐久性向上で毎月の作業を年1回ぐらいまで削減ということも可能です。

先日11月のクリーンEXPOで発表する資料を作成していましたが、同じ人数で3倍の面積を管理できれば



 

営業利益は10倍になる!




という試算も。
作業する人数と販売管理費が固定だからできてしまうことで、人数=売上のような他業種では不可能なことです。

 

 


 

同業から人を集める

先日、異業種の経営者とSNSで研修生制度の話をしていまして、業界によってもいろいろ違うなと。

清掃業界では、総合的に考えると研修生の方がパートさんより給料が高いのではという話ですが、これはあるあるな話です。

「清掃業は他業種と比べて集まらない!」という声はよく聞きます。
都内中心部だと、コンビニのアルバイトの時給より、清掃の求人の時給の方が高くなっています。
が、集まらないのです。

しかし同じ清掃業と比べてどうでしょうか?

他社も集まっていません。

が、競合の会社にも人はいるわけで、そこの人を引き抜ければその会社は競争力が低下しますね。

スーパーのような小売店の業界でも、近隣に新店ができて賃金が高いと、そちらに移動する人が出てくるのはよくあります。

 

私が知っている会社でも、競合を狙い撃ちにして人材を引き抜いている会社があります。

なんか三国志の世界みたいですね。
お金のかからないM&A状態。

恐ろしい戦略を立てる会社もあるものです。

自社が戦うエリア内(ビルメン業は地域密着業)では競合より優位に立てます。

その会社は人間関係とかでうまく引き抜いているようですが。

 


 

人が集まる会社の条件は?

やりがい、楽しそう、アットホームなどなど、色々綺麗事はありますが、現実的に求職者が仕事を探す時に一番最初に目に止まるのは間違い無く給与です。

仕事を探すときに、やりがいのある会社とか、楽しそうという検索項目はないですからね。。。

時給換算で50円とか100円ぐらいなら、長く勤めた会社を辞めて、どうなるかわからない新しい会社を選ばないでしょう。

しかし200円、300円と違ってくればそうはいきません。

昔はブラックとわかっていても給与が高いからと働く人が多くいて、その会社は大きく成長しました。

その会社がブラックでなくなった時、収入が減って困ったという人が多くやめたということがありました。

やはりどのくらいの給与が払えるかというのは、それだけ収益性を持っている会社であり、収益性は会社として大きな競争力であり、根本的な差別化なんですね。

 

 


nano+を運用することで

定期清掃で1人あたりの施工管理面積が向上しますので、給与水準を引き上げても十分に成立してしまうんですね。
日常清掃でも汚れにくいことで、作業時間の短縮ができるようになります。
当社でも6hでやっていた日常の仕事を 4.5hでできるようになっています。

1.5h違えば、その分求人でも有利な給与水準で募集を出すことができます。
最近の流行のように、労働時間は他社より少ないのに、給与は他社と同じぐらいということも可能に。

つまりは人が集まりやすい=成長できる・生き残れる企業になるということなんですね。


人=売上な業界ですので、人がいないと仕事があっても売上は伸ばせません。
都内の物件はまさにこの状態。
地方であってもだんだんそれは進みます。
どうやって人を確保するか、戦略を持っていない会社は生き残れないかも。。。

2019年08月28日 17:28