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アーカイブ ノンワックスタイルにはUAコーティング

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2019年5月30日の記事のアーカイブです。

この数年でノンワックスタイルが主流になってきて、敷かれるところも増え、スーパーやGMSから住宅など様々な建物に使われるようになりました。
↑の写真のワックスの部分にセロテープを貼って剥がすとワックスも一緒に剥がれますが、UAコーティングは剥がれません。

床材メーカーの主張では、強いのでワックス塗布不要ということなんですが、丈夫なセラミックタイルを見ても分かる通り床材に傷が入れば元に戻せないのは誰が見ても明らかです。
セラミックタイルや御影石なら研磨という手段もあるでしょうが、ノンワックスタイルはフィルムが貼られているだけですからそれができません。

とはいえワックスが塗れるのかというとワックス自体が化学的に密着しませんから塗っても意味がありません。
そういったこともあっていろんな現場で問題になってきたのです。



↓ここから過去記事

お客様から営業用にあると助かる!というご要望を頂き、ノンワックスタイルにUAコーティングとワックス(UAフィニッシュL)を塗布したテストピースを作成しました。
ノンワックタイルは一般的なタイルより強固で傷には強いものの、傷が入ると補修できないことから問題になることも多いタイルです。
また最近のものは可塑剤がワックスのように多く被膜を作っているので、その可塑剤に汚れやヒールマークが入ることも。
可塑剤を除去してもノンワックスタイルは、一般的なワックスを塗布しても密着せず、写真の右下のようにセロテープを貼って剥がすだけで簡単に取れてしまいます。
この程度で取れるということは歩行で取れるということで、塗っても意味がないということになります。

可塑剤をちゃんと除去してUAコーティングを塗布することで、ワックスと違い確実に密着し、セロテープだけでなく布テープでも剥がれない状態になります。
正しく密着することで床材の保護や汚れにくさを生かしたメンテナンスが可能になります。
UAコーティングを塗布することで、その上にUAフィニッシュLを塗ってメンテナンスすることも可能となりますので、一般的な床材と同じようにメンテナンスができます。
また床材が強い分、被膜の耐久性も高くなりますので、他の床材に比べラクにメンテナンスができます。

ちなみにですが、この手の床材は最近可塑剤がかなり多く塗布されています。
多機能還元水とnano+クリーナーの200倍希釈と3Mの黄色パッドもしくは、よくよく使い古したUS SPPパッドで洗浄回収し、その後水を塗布してリンス洗浄し、よく乾燥させてからUAコーティングを塗布下さい。


ちなみにUAコーティングですが、ラミネートのホモジニアスタイルやフローリングにもバッチリ密着します。
そしてセラミックタイルやステンレスにも密着します。
ハウスクリーニングでは、UAコーティングをオプションで施工されている方もいらっしゃいますね。
他のコーティングと違って最悪剥離も可能ですし、ワックスと同じ使用方法で特別な機材や技術も必要なく施工可能です。
ショッピングセンターやスーパーでも十分に維持ができ、フードコートの椅子でも傷が入りにくいレベルですから、一般家庭で使用すればどれだけの耐久性が出せるかはご想像にお任せします。


また営業用プレゼン資料も準備していますので、ご希望の方はこちらの技術資料集よりダウンロード下さい。

↑過去記事ここまで



ワックスが密着しない理由として、可塑剤が大量にあるので密着しないことと、可塑剤を剥がしてもタイル自体が化学的に密着しないことが挙げられます。
可塑剤を剥がす場合ですが、多機能還元水とnano+クリーナーで剥がしますが、ノンワックスタイルの可塑剤は他のタイルに比べ可塑剤の量が多い傾向があります。
なので100倍希釈や250倍希釈で、あまりに多い場合は黄パッドではなく、かなり使い古したSPPパッドを使います。
希釈が濃くなりますし、可塑剤の残留があるといけませんから、汚水回収後は水をたっぷり塗ってリンス洗浄を行って回収します。

それでも一般的にワックスは密着しませんからUAフィニッシュLは密着しません。
その為にUAコーティングがあり、UAコーティングならばっちり密着します。

ノンワックスタイルは床材としては非常の硬い床材です。
その為、歩行による物理的変化が少なく、被膜がしなる量も少なくなりますので、被膜の耐久性は非常に高くなります。
施工レベルにもよりますが、一般的なタイルの3倍以上と見て良いでしょう。

一般的には可塑剤の除去すらせずメンテナンスをする会社もあるようですが、厚い可塑剤が被膜のようになっていることでヒールマークがたくさん入ったり、土砂や汚れが噛み込んで除去が大変ですから、ちゃんと可塑剤を剥がしてメンテナンスしていきましょう。
2022年10月27日 05:55