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アーカイブ パッド回転数と洗浄の話

コラムのイラスト.001
2019年6月6日の記事のアーカイブです。
ポリッシャーや洗浄機のパッドの回転数ですが、あまり氣にされていない方も多いのですが、回転数が高い方が良いと勘違いをされている方もいらっしゃるようです。
またサイズによっても回転数の適性は変わるのですが、その辺りも認識されていない方が多いようです。
何を言っているかというと、洗浄中もパッドと反応したワックス被膜の間で滑りが起きているのです。
そして滑っているということは洗い切れていないということ。

なので、パッドの回転数とパッドのサイズ→外周速度というのは非常に重要なのです。


↓ここから過去記事

今日は少し短めのコラム。
セミナーでは必ず話をするこの話題。

パッド回転数は180~300rpmと幅広くありますが、重要なのはパッド回転数でなく、実質的なパッドのスピード。
例えば12インチと20インチでは、同じ220rpmでもパッドが設置している外周の床を擦っている速度は20インチの方がはるかに早くなります。
早くなると滑ってしまって十分に洗うことができないこともあり、nano+でのパッドサイズは20インチは外してきた経緯があります。
洗浄にこだわる方は、180rpm程度でないといけないと言われます。



 

ただしこれは一般的な話!

一般的な洗剤だと滑るのでそうなってしまいますが、nano+の場合はこの限りではありません。
洗浄の研究も継続して色々とやっていますが、nano+の洗浄液では滑りにくいのに加え、US SPPパッドは摩擦抵抗値が高いので、17インチ240rpm(ペンギンのリチウムバッテリーのポリッシャー)でもちゃんと洗うことができ、回転数が高い分擦る回数が増える分、ワックスも汚れもよく落ちてくれますので作業時間の短縮が可能となります。



 

正しく洗えると

洗浄液に反応したワックスが確実に除去しやすくなるので、上にワックスを塗った時の密着率が上がります。
またワックスを塗らない場合も、ヒールマークが入りやすくなるということが起こりにくくなります。
長期的な管理においては、耐久性の向上や、耐久性が向上したことにより洗浄のみでメンテナンスを行っていくことが増えていきますので、この差が大きな差になっていきます。


低速・高速でどう変わるか是非お試し下さい。

↑過去記事ここまで


またこの滑りの話には盲点が一つあり、洗浄液によっても異なります。
次回はこちらの話を進めていきます。
2022年09月29日 05:55