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ワックスの塗布周期について

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本日は少し特殊な話です。
UAフィニッシュLで1年以上塗らずに管理できるようになるレベルになってきて初めてぶち当たる問題。
nano+では、将来起こるであろう問題を当社の現場で再現して研究し、将来のリスクの対応を検討しています。


ワックスの塗布周期は?と聞かれると、一般的には被膜が傷んだらという判断になるかと思います。
しかし見た目の痛みと見えない痛みが存在するのです。
本日は被膜の割れの話。
↑の写真割れていますね。
これは明らかに見える痛みです。


ワックスを塗布して2年も3年も放置しておくと被膜の状態や使用環境によって割れが発生します。
特に被膜が厚い現場では、被膜の収縮する力で最終的に割れやすくなります。
一般的に使っていれば割れることも少ないかもしれませんが、極端に単位荷重がかかるところでは割れが発生します。
そうこれは椅子の近辺。
椅子はキャスターに体重が集中するので、単位荷重が高くなるのです、
そして被膜がその動きに追従できなくなった時に割れるんですね。

しかしここまで目に見えて割れるのはなかなかないのです。
ちなみに何年も塗ってないうちに事務所です。
UAフィニッシュLが10層以上厚塗りで入っています。
割れが気になるので今年のはじめにしっかりと洗ってUAコーティングを被せてみました。
それでも割れが消えることはないのです。
割れたところまで剥がさないと



 

多機能還元水で洗うことで

洗浄機に入れて毎日洗うならともかく柔軟性はある程度維持はできますが、そうでない現場では限界があります。
スプレーして拭くのも大変ですし。
本来は月1回程度、多機能還元水を床にまいて数分放置し、回収という作業が一番望ましいですね。



 

ワックスを塗るということは

被膜のメンテナンスなんです。
傷の補修をするというイメージが一般的には強いのですが、可塑剤を補給してやるというイメージです。
それで柔軟性が保てます。



 

見えない割れ

ここまではっきり割れた時にはかなり被膜を減膜して、割れた部分を除去するか、剥離しないといけません。
ここにたどり着くまでに目には見えない割れは発生していますので、その段階で手を打つ必要があります。
UAフィニッシュLを塗ることで、可塑剤の補給ができ柔軟性を出すことができるとともに、目に見えない割れの隙間を埋めてくれるので、割れが広がっていくのを防止することができます。
見えない割れをどう判断するかという話ですが、見えない割れが発生すると被膜の黒ずみが早くなってしまいます。
そうなる前に手を打たないといけません。



 

最近の現場管理は

うちの現場はそういったこともあって、最近では初期施工からあまり塗りこまず、UAコーティング×2層、UAフィニッシュL×2層を塗って、それを半年に1回程度、多機能還元水で平滑に洗浄するだけのメンテナンスにしています。
厚くなければ割れも出にくいですから。
既に厚く塗ってしまっているところは・・・どんどん平滑に減膜してUAフィニッシュLを補給していかねばなりません。
塗るけど被膜は薄くなっていく。
これが表面を平滑にしていく一番の近道。
塗るだけでは平滑にならないので、洗って平滑にしていくのです。
厚い現場も未だ割れる気配はないのですが、そろそろ3年以上経過するところもあるので対策は必要です。
薄塗りのところは8年定期なしで経過している現場もありますが、問題はありません。


この業界、ワックスを塗らないことを競う人もいますが、被膜を良い状態で維持していくことが長期的にコストを抑えたメンテナンスができるコツだと思います。
それにしても、nano+は耐久性が高すぎてリオーダーがきません。。。
昔のUAコーティングを施工していた頃の耐久性の数倍をUAフィニッシュLで出せてしまっているので。
導入頂いている面積に対して使用量が少なすぎます。。。
2019年07月03日 19:22