新世代のドライメンテナンス
それは日常的なコストがかかるので、時代にそぐわないということもあります。
そして時代はコーティング管理の時代になってきています。
UVのコーティングやガラスコーティング(シリカコーティング)の研究をしていますと、一般的には長期にわたり運用は不可能という結論は明白。
土足禁止で痛みがないようなところで運用するのは良いかもしれませんが、食品スーパーでの運用はまず無理でしょう。
しかしそれを無理矢理成立させてしまうこともできない訳ではないのです。
それはリコートしていくと剥離ができない問題があったり、割れの問題など色々な問題からなかなか長期的に成立しないのですが、バフマシンがあれば長期に運用ができるという結論に至りました。
※バフを使えばできるという単純な話ではありません
でもそれを紐解いて本質を見極めていくと、UAコーティングのドライ管理の方が、
・簡単
・ローコスト
・最悪の場合剥離可能
・日常清掃でも手間がかからない
・誰でも施工できる
といったメリットも生まれてきます。
バフなしで運用しても長期間UAコーティング塗布なしで管理できるところにバフを週1回いれてやるだけ。
一般的なドライメンテナンスだと、
剥離周期が伸びる、リコート周期が伸びるというのがドライメンテのメリット。しかし毎日バフを頑張らないとそれだけの期間維持ができないし、定期清掃の洗浄で時間がかかってしまうというデメリットも。
最大のデメリットは日常の清掃のコストが跳ね上がることや、作業スタッフの教育、現場の見極めが必要です。
月1定期で日常清掃がない現場にドライメンテ用のワックスを塗ると定期清掃の時にヒールマークや汚れの除去が大変で、洗浄に手間がかかってしょうがなく、バフの当たらないところでは維持管理不可能ですね。
これらを整理すると
・日常清掃でバフをあまりかけなくても維持ができる
・日常清掃で手間がかからない
・バフが当たらなくても維持ができる
ということを整理するとUAコーティングのドライメンテナンスという結論が導き出されます。
UAコーティングだと
バフがなくても維持ができるので、そんなに光沢が落ちることはありません。なので毎日のバフは必要がなく、週1回でも十分。
週1回のバフだと、もはやウェット管理と変わらないコストレベルですね。
しかしUAコーティングはバフレスポンスが悪いという欠点があります。
その欠点は多機能還元水が補ってくれます。
多機能還元水が被膜を柔軟にすることでバフレスポンスは良くなります。
実は10年以上前これと同じようなコンセプトでドライ管理したことがありまして、日常を楽にして利益が出せるドライ管理として運用したことがありました。
日常清掃が楽なのでドライ管理の割にコストがかからないのです。
バフでは復元できない傷も、光沢復元洗浄で消し込めるのでずっとバフで復元ができてしまい、定期清掃周期も大幅に伸ばせるのです。
ドライメンテナンスを推奨しない理由
ワックスの粉とパッドのカス!いくらダストパックが付いているから大丈夫とマシンメーカーさんが言ったとしても、バフマシンがそれらを被って真っ白になっている証拠が全てを語っています。
空気が汚れるので、推奨は致しません!
床のメンテナンスは、床を綺麗にすることで空気を綺麗にすることが主目的です。
が、それでもお客様にも事情があって、ドライメンテナンスをされているところもあるかと思います。
そんなところにUAコーティングと多機能還元水を使ったドライメンテナンスを導入することで、コーティングレベルの美観と手間のかからないコストで運用することが可能になります。
ちなみに多機能還元水を使うだけでもドライメンテナンスは改善されます。
そして、光沢復元洗浄ができるnano+は傷の消し込みが洗浄でできるので、バフをかける時間は大幅に短縮ができます。
最初にちゃんと被膜を作っておけば、商業店舗のような傷が入る店舗でも、10年以上ワックスやコーティングの塗布なしでの管理も十分可能です。(ゆっくりバフをかけるなんてことはしません)
コーティングのメンテナンスも
様々なコーティングが出て改良もなされていますが、最終的にこれなら管理できる!というものは存在しないのが事実。傷が入らないようなところではコーティングの運用で定期清掃をなくすこともできます。
しかしそんな現場もnano+ならUAフィニッシュLでも十分ですし、UAコーティングを使うことで簡単に維持管理できます。
「誰でもできる」という面から見るとUAコーティングのドライ管理も、新世代のドライ管理として、既存のドライ管理に置き換わる選択肢になるのかもしれませんね。
2019年07月26日 17:06