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汚水の色からわかる作業内容

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ワックスを塗る前に、ワックス床を正しくダスターをかけて洗浄して汚水を回収すると、↑のような灰色の汚水が出ます。ワックスを塗らない場合の洗浄は薄い灰色になります。
黒い汚水が出る場合は、正しく減膜ができていませんので、その上にワックスを塗っていくとビルドアップします。
汚水の色には多くの情報があり、それを見ることで判断ができます。
ペール缶の底に1cm程度(上まで入れると正しい色が見れない)汚水を入れると正確に判断ができます。

ワックスは元々白色ですので、本来白が出ますが、ウェットダスターでも取りきれないわずかな土砂や、ワックス被膜に踏んで押し込まれた土砂が混ざりますので灰色になります。
黒い汚水の場合は、ワックスが剥がせていないという見方ができます。
カーペット洗浄でエクストラクションする場合は、ワックスの白が入らないので、落とせた汚れの量を黒の濃さで判断します。こちらもアップライトを使わないのは論外。普通のバキュームでは除去不可能です。
そういったこともあるので、ペール缶の底に1cm程度いれて判断します。
カーペットでも正しく作業できていれば濃い黒い汚水が出ます。



 

ワックスを洗った黒い汚水の原因

・ウェットダスターをかけていない
あとで洗浄液と一緒に汚水を取るからダスターはかけないという人もいますが、汚水回収の際にスクイジーが汚水を残す原因となり、壁際の隅に埃を残したりという問題もあります。
しかしそれ以上に問題があります。
ダスターで取っていない土砂や埃が先に洗浄液に溶け込み、反応したワックスが剥がしきれていない。→密着率の低下の原因
溶け込むことのできる洗浄液の状態でないと、水がなく洗っているのと同じ→取れない
・洗浄液の量が少ない
100cc/㎡の洗浄液を撒けていないので、剥がしたいワックスに対して洗浄液の量が足りていない。
100cc/㎡洗浄液を撒いた上で、ポリッシャーで真ん中に洗浄液を集めるように洗います。
正しいポリッシャーの使い方ができていれば、勝手に洗浄液は集まります。
そうすることで洗浄する時には部分的に200cc/㎡以上の洗浄液になります。
洗浄液の量が少ないと汚れもワックスも簡単に剥がすことができません。
しかし洗浄液の量が増えることで洗浄スピードは格段に上がります。
・油汚れが多い場合の対応ができていない
油汚れが部分的にひどい現場の場合、全てを同じように洗浄すると、洗浄液が油汚れに反応する分、ワックスを剥がす量が減ってしまいます。
一般的な洗浄液だと先に油汚れを落とさないと、ワックスの減膜量が変わってくるので、先に油汚れを落とす予備洗浄が必要です。
UAフィニッシュLが塗ってあって、油汚れの量が知れていればnano+の洗浄液は気にすることはありません。
しかし油汚れがひどいようだと予備洗浄が必要です。
毎月定期に入るUAフィニッシュLが塗って飲食店だと、多機能還元水500倍と白や黄パッドで洗浄するだけで十分だったりします。
UAフィニッシュLは油に反応せず、付着しにくく、付着した油汚れが剥がしやすいことからそれが可能になります。
一般的なワックスだと油汚れとワックスが反応してしまうので、ワックスに侵食した油汚れを落とすのが大変ですね。



 

動画で見る作業

ポリッシャー洗浄動画はこちらをクリック
・正しくウェットダスターをかけ
・洗浄液を100cc/㎡以上塗布して
・ポリッシャーから水を出しながら縦に洗浄
することでこちらの洗浄動画のような洗浄が可能になります。
こちらは撮影用にスピードを落としており、普段はもっと洗浄スピードは早いものです。
そして床の汚水に着目下さい。
洗った黒いタイルの部分を見ると、きっちりと灰色の汚水が出ていますね。


作業の際は、必ず通路1本程度洗浄して汚水を回収して正しくできているか確認し、できていなければ点検を行って下さい。
正しい洗浄ができていないとnano+であっても遠い将来剥離は必ず発生します。
そして正しい作業ができていないと、洗浄スピードが落ちるので、結果作業時間は遅くなる。
慣れた作業を変えることは習慣ですからなかなか難しいものです。
しかしそれを変えることによって作業時間の短縮はできます。
一度騙されたと思って、作業されてみると宜しいかと思います。
2019年07月14日 15:02