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評価されない項目① メンテナンスシステム

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↑の画像は私の好きなアニメの画像。
ただ好きだからという訳であげたのではありません。
このアニメがこのコラムのタイトルにぴったりの内容だったので。
今回から4シリーズで「評価されない項目」についてのお話です。
もしかしたら5、6と増えるかもしれませんが。

魔法科高校の劣等生というアニメ
魔法科大学付属高校に通い始めた4月生まれの兄と3月生まれの妹の話(なので同級生なのです)
あまりネタバレになるといけないので全ては説明しませんが、入学試験の結果、妹は首席入学で将来を約束されたエリートの一科生(優等生)、兄はその補欠である二科生(劣等生)の周りに起こる物語。
兄は実戦では負け知らずの魔法師(実は世界トップクラス)でありながら、魔法科高校の入学試験の内容は不得意な部分ばかりで劣等生とされてしまうという物語。
「最弱なのに最強」という、当時アニメ化された時代の流れの鉄板テーマでした。



 

前置きはこのくらいにして

世間の価値観では評価されないのに重要な価値観というのは多いものです。
そういった観点からこのシリーズはお話を進めたいと思います。

ジョハリの窓ってご存知でしょうか?
自分自身の特徴を4つの窓に分けて分析する心理学のフレームワークです。

①秘密の窓:他人は知らなくて自分の知っている特徴
②盲点の窓:他人は知っていて自分が知らない特徴
③開放の窓:他人が知っていて自分の知っている特徴
④未知の窓:他人も自分も知らない特徴

仕事においては、お客様がまだ知らない価値観に気付かせてあげることも仕事なのかなと思っています。
「おぉ!そんな考え方があったのか!」というのは感動的ですね。
上記をお客様に当てはめると、盲点の窓や未知の窓。
未知の窓が見つかると自分自身もレベルアップですね!
多様な価値観があることを認めることができるからこそ、その状況にあったより正しい選択を導くことができるので、未知の窓を見つける近道に。
「新しい価値観の探求」というのは私の経営者としての成長のテーマです。
会社は経営者の器以上に良い会社になりませんので。




 

清掃業における物の評価は

nano+のようなメンテナンスシステムだけでなく、人は新しいものを見ると良いところばかり着目します。
悪いところについてはどうでしょうか?
しかし我々のようなメンテナンス業では、良いところを伸ばすより、悪いところが少ない方が良い業種。
というのもお客様の評価は減点方式であり、加点はありません。
プロに頼んでいる以上、綺麗になって当然ですからね。
そして綺麗にすることは簡単で、一旦完全に剥離をして、ちゃんとリンスをしてたくさんワックスを塗り込めば光沢もしっかり出て美観はバッチリです。
それには多大なコストがかかるわけですが。

それでワックスや洗剤、メンテナンスシステムの評価はというと、非常に曖昧。
あまりに業界内での作業する人のレベルが違うので評価基準もまちまち。
もちろん仕事の内容によっても評価が変わりますから一概には言えませんが。



 

たとえばワックスの評価

一般的には、
・光沢
・耐久性
・耐ヒールマーク性
・バフィング性
・写像性
ぐらいでしょうか?
ワックスメーカーさんによっては、
・速乾性
・ボリューム感
・透明感
・塗布作業性
なんかも評価項目に入れられているところもあります。


何を重視するかは人それぞれ違うと思います。
私の主観ですが、現場をやっている人間としては、最初の5つなんて耐ヒールマーク性を除けば正直どうでもいい項目です。
あとの4つはそれは必要だなという項目。
ポイントになるのは、なぜその項目を選択するかという理由。
その理由は、1つしかありません。


日常清掃と定期清掃のコストが下がるから!


美観はなんとでも調整がつきますので。
​そして評価されていない項目ではあるけれどそれらより重要であるのは、
・汚れにくさ
・汚れの剥がしやすさ
・洗浄での剥離性

これらから生まれるのは、作業時間の短縮が可能になる項目。
そしてこれらを達成する為にワックスの設計上捨てなければならないものも。
それを別の手段で技術的に補っています。
これによって生まれる詳細の全てはノウハウな部分があるので、ここでは全ては語りませんが、概略はそういったことになります。



 

メンテナンスシステムだと

美観を謳っているメーカーは正直使う側としてもうんざり。
手間をかければ何を使っても綺麗になるので。
またコストダウンを謳っていても、日常清掃と定期清掃で長期的に見て本当にコストが下がるのかというのもポイントです。
いくら定期清掃で時間短縮ができたとしても、日常清掃で時間がかかってしまうのでは意味がありません。
よくある話で、日常清掃で時間がかかっている原因を分析していくと定期清掃に問題ありというのはよくある話です。
定期清掃を依頼する際に、日常清掃のことも考慮して提案してくれる会社の方がありがたいですよね。

nano+のコンセプトでは
・導入のしやすさ
・運用のしやすさ
・展開しやすさ
は現場で運用する側の感覚をしては重要だと思います。

先ほどの汚れにくさなども含めそういったものを謳っているメーカーってないのです。
汚れがひどい現場で、部分的にnano+の洗浄液とパッドで洗ってUAフィニッシュLを塗って、他は普段通りの作業をして比較して下さい。
1週間、2週間と経過を見るごとに、明らかな差が見えてきます。
ジョハリの窓のようにまだ気がついていないものってまだまだあって、それに気がついてもらうのが私たちメーカーの仕事なのではないかなと思っております。
既にある価値観を謳うのでは、ただのものづくりをする人であって、クリエイターとは言わないと思っていて、自分自身は常にクリエイターでありたいと思っております。

その①はこのあたりで。

2019年07月28日 21:06