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フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

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大きなパッドサイズの弊害

パッドの追従性.001
床のメンテナンスの効率を求めると大型のマシンに変わっていきます。
15インチが一番バランスいいからと言われる方も多いようですが、幅が15インチあっても実際に洗えているので洗えるのは半分未満。
狭いところに入れないからという意見もありますが、その狭いところの為に全体の作業効率をスポイルするのはナンセンス。
15インチも17インチでも入れるところ入れないところの差はあまりないということもあって当社では17インチを使っています。
しかし大きければ大きい方がいいのかというとそういう訳ではなく、大きいからこそのデメリットもあったりするので、総合的に判断して使うものを選定しなければなりません。



 

回転スピードが上がって洗えない

例えば同じ220rpmの機械でも12インチと20インチでは外周の回転速度は直径が違う分、20インチの方が速くなります。
速くなると何が起こるかというと、「たくさん擦れるから効率が上がる!」ことはなくて、ワックス床で一般的な洗浄液で使用した場合、反応したワックスは滑りやすく、回転速度が速い場合は滑ってしまうのです。
この滑るという感覚は、なかなか感じてわかるものではありせんし、ワックス被膜を見ても普通の人の感覚ではわかるものではありません。
ワックス被膜で何が起こっているかというと、反応した被膜が除去しきれていないということが起こっており、この状態で汚水回収しリンスしてからワックスを塗っても必要な密着率は出ないのです。
洗浄して終わりなんて光沢復元洗浄の真似事をしたりすると次の日にはヒールマークの嵐に苦しむこととなります。
この辺りは光沢復元洗浄の研究の中で培ってきたものです。
一般的には17インチ180rpmぐらいが限界と言われています。
長年の研究で確かにそれは理想的な数字でした。



 

nano+では

洗浄液が一般的なものと違います。
洗浄液が滑らない(パッドも滑らない)ので、回転スピードが上がることによる滑りが起こりません。
リチウムのポリッシャーのハイスピード側240rpmを使っても滑ることがありません。
240rpmが使えるということになると単純に擦る回数が増えますので、洗浄スピードを上げることができるようになります。
そして何より光沢復元洗浄で仕上げてもヒールマークが入りやすくならないし、ワックスを塗る場合も密着率を十分に確保できるようになりました。



 

もう1つの問題:追従性が悪い

20インチもの大きさがあると、小さな凹凸でパッド台全体や車体全体が傾き洗えないところが大きく出てしまいます。
ポリッシャーはともかく小型の自動床洗浄機だと構造上前後しか追従性を持っていません。
床の凹凸でパッド接地面で影響を受けるだけでなく、車体の傾きによっても接地面が影響を受けてしまうんですね。
パッドサイズが大きければ大きいほどその影響は大きくなります。
そういったこともあり、当社では昔から20インチを使うことを推奨してきませんでした。



 

テナントの大型のマシンは

テナントの洗浄機は24インチクラス以上になると、車体の構造からパッドドライバーの取り付け部分が異なり、小型の洗浄機は前後のみの追従、24インチ以上になると360°の追従が可能になっています。
24インチになるとパッドが大きくなるので、12インチ×2枚となっており、360°追従できることから凹凸にも柔軟性を持って洗うことができます。
特にパッドドライバーがブラシタイプでT5レベルのパッド圧があるものは追従性がいいことから洗い上がりもよく、洗浄による光沢復元幅も大きくなります。



先日もお客様と話をしていたのですが、清掃業界は機械の構造を理解せずに使っている人が多いなという話がありました。
だからマシンメーカーごとにある特徴も理解できず、値段だけで判断したり、付き合いだけでその機械を選定したりということが起こってしまいます。
現存のマシンでも構造的にこれは現場で使いものにならないというのは結構あります。
構造を知れば運用も変われば作業効率も変わります。
こういった細かい部分につきましては、セミナーでお話しさせて頂きます。
2019年07月22日 22:05