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洗浄液を濃くせず減膜量を増やす

減膜量を増やしたいと思った時に洗浄液を濃くする方は多いでしょう。
しかし洗浄液が濃くなると、作業性が落ちてしまいます。
nano+の強みは洗浄液が薄いこと。
薄い=水が多いので扱いやすく作業性が良いのです。
いわゆるこれも一般的に「評価されない項目」ですね。

減膜量を増やすのに一番手っ取り早い方法は、US SPPパッドの新品を使うこと。
下手に洗浄液を濃くするよりはるかに減膜できます。
しかしそれだと表面が荒れてしまうので1層塗布で作業を終わることができません。



 

考えるべきはトータルの作業工程

nano+洗浄液は500倍希釈だとリンス不要ですが、250倍にするとリンス作業が発生します。
リンス作業として、水を塗って洗って回収するということは、同じ面積を2回作業するということ。
トータルの作業時間が伸びています。
nano+の洗浄液は500倍ならリンスが不要です。
なので、500倍希釈を変えずトータル時間をあまり変えずにどうやってワックスを大幅に減膜できるかを考える必要があります。



 

その結論は2回洗い

2回洗ったら手間がかかるじゃん!と言われそうですが、洗剤塗布→洗浄→回収を2回するのではありません。
洗剤塗布→洗浄→5〜10分放置→洗浄→回収と、洗浄した後に5〜10分程度放置して、さらに下の被膜を反応させてそれを剥がすのです。
洗浄液に余裕があるからできる技で、これなら大した手間はかけることなく、減膜量を増やすことが可能です。



 

一般的な洗剤でこれをやると

洗浄液が飽和が進み、ワックスが洗浄液にうまく溶けて行かず、パッドが目詰まりする状態が起こります。
洗剤が濃いということは、相対的に水が少ないということになります。
洗っても洗っても反応したワックスが剥がれてこず、残ってしまう状態になるのですね。
また洗浄液の乾燥も進みやすく、ワックスを溶かしてしまっているので、洗浄液の量によるばらつきや乾燥から洗いムラができてしまい、うまく仕上げるのは難しくなります。
いちいち水を塗ってモップで伸ばして再度反応して洗うのがセオリーですが、そんな面倒なことはできません。



 

作業のポイントは

ポリッシャーや洗浄機から水を多めに出しながら洗浄すること。
乾燥させないように水を足しながら洗っていくと綺麗に仕上がります。
さらに減膜量を増やす方法として、1回目の洗浄はUS SPPパッドの新品を使って、2回目は使い古しを使ってと、パッド交換のひと手間かけて使い分けることで減膜量を増やしながら、表面を平滑に仕上げることもできます。
あと洗浄の方程式にもありますが、何回擦ったかというのも重要な要素。
新品のUS SPPパッドならポリッシャーや洗浄機をゆっくり回せばそれだけたくさん減膜できます。

とはいえ、自分自身で現場作業を行うのであれば使い分けも良いかもしれません。
しかしこれを広く展開していく場合には、なかなか現場の判断でこれをするのは難しいもの。
なので定期清掃であればある程度割り切って、何月に新品のUS SPPパッドを使い、その時はUAフィニッシュLを2層塗ると決めることで現場の均質化が可能になるのです。
年2回程度新品のパッドを入れることで、剥離清掃なしの仕様で広く展開しても、技術による差を考えず剥離が不要な状態で管理することは可能です。
2019年08月07日 14:00