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多機能還元水とnano+クリーナーの被膜コントロール

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今日は少し上級者編のお話。


↑の写真はスーパーの店長から「物を動かしたくないので、このままで作業してくれないか」という要望を頂き、「それでしたらワックスは塗らずに洗浄で管理します」ということで了解頂き、金額そのままで仕様変更して今回がちょうど60日目。
そこそこの光沢を60日維持しているということで見ると及第点。
とはいえ元々被膜が薄いので、そろそろ洗浄作業もしんどいところ。
お店の日常管理や日々の扱いが良ければもっといい状態を保つことも可能。
次回の定期清掃の日は系列の新店オープンが重なって時間が十分に取れないので、さらにその次に塗り込むことに。
店長の要望は・・・


ワックス塗布は年2回、残りの年10回は光沢復元洗浄のみ


えーと、日常清掃のないスーパーの定期清掃仕様とは思えません。
事務所ビルくらいの定期の仕様ですね。

とはいえ、現在の技術ではできない仕様ではありません。
むしろ金額そのままでこれをやっていいのなら、作業時間もケミカルコストも削減できるので、じつは大歓迎だったり。
それを実現するには光沢復元洗浄のポイントになる、被膜のコントロールが必要になります。
被膜全体のコントロールもそうですが、塗らないことで細かい被膜のレベリングコントロールもしていかなければなりません。
UAフィニッシュLをちゃんと剥がしてUAフィニッシュLを塗りこむというのがセオリーです。
しかし塗らない管理をするということは、汚れはしっかり取りながら、UAフィニッシュLはあまり減膜させず、でも表面の傷は補修しなければならない。
文字にするとこれだけですが、これを達成するにはnano+の基本がしっかりとできていないと、見よう見まねでやってもできないのです。
だから上級者向けという記載を最初にしました。
道具を減らす為にポリッシャータンクから多機能還元水をまいて、その後もう1回洗うという工程で作業していますが、洗浄液の量がたっぷりないとうまくいきません。




 

nano+クリーナーを入れると

ワックスは数層剥がれていきます。
クリーナーを入れた場合、大きなレベリングを取る洗浄になります。
多機能還元水だけだと大きなレベリングは取れません。
多機能還元水を濃くしていけば洗浄力は上がります。
しかしクリーナーを入れたようにワックスを剥離することはできません。
その剥離量はごくわずか。
その分表面の細かいレベリングが取れるので、バフをかけたような感じで仕上がります。
nano+クリーナーを入れると減膜量は増やせますが、逆に細かいレベリングが取れなくなるので、UAフィニッシュLを塗らなければならなくなります。
なので、多機能還元水だけでメンテナンスしていきます。
多機能還元水を濃くしていけばいいかというと、それだけではありません。
もちろんクリーナーを添加するのに比べるとはるかにコントロールしやすいのですが。
なるべく薄い多機能還元水でたくさん汚れを落として、キズを消し込めるほど減膜する必要があります。
またパッドの選択でその後の洗浄周期も変わっていきます。
この辺りは洗浄のキホンが理解できていないとできないところですから、nano+の経験が1年くらいある方向けです。



 

自分自身が作業する時に・・・

当分UAフィニッシュLを塗っていない気がします。
被膜ができている現場が増えた今、もう塗る気はほとんどありません。
例えば1年に1回塗って管理するのなら、簡単な洗浄だけで年2回作業した方が被膜も良い状態が維持しやすく、日常管理もしやすいですし、洗浄する際も精神的にラクなので、可能な限り光沢復元洗浄で塗らずに引っ張っていきます。
UAフィニッシュLが残っていれば、多機能還元水250倍か500倍で洗うだけで維持管理はできてしまいます。

作業的には洗浄機やポリッシャーによるダブルスクラブ。
日常清掃で洗浄機をかける現場では・・・
と考えると定期清掃は要らないのかなと思ってしまいます。
2019年08月09日 20:35