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密着率=耐久性

床に塗るワックスやコーティングの耐久性の話になると、えんぴつ硬度で何H?なんて話を聞くことがあります。
確かに硬い方が小傷には強いのです。
しかし石ならともかく被膜ではそれより重要なのは密着率。
大きな傷に対しては密着率がモノを言います。
耐久性という評価項目の中で硬さより密着率の方がウエイトが大きいのです。
石材なら硬い方がいいかもしれませんが、床材の上に作る被膜ではいくら硬い被膜でも密着していないと剥がれてしまいます。
ちなみに石材にワックスを塗って欲しいという依頼を受けることもありますが、UAコーティングは石材専用ワックスより効果的です。



 

硬化を早くさせる為の薄塗り

昔は早く乾かし、早く硬化させようと薄塗りを推奨していた時期もありました。
しかし洗浄液が多機能還元水になって高い密着率が出せるようになって検証を行いましたが、高い密着率の前では、硬化が早くても維持できるかできないかはほとんど誤差。
早く硬化させるより、しっかりとレベリングさせる方がはるかに重要なのです。
レベリングの重要性は作業の図解を参照のこと。
つまりワックスの硬度というのは大した意味を持たないのです。
もちろんワックスが30分以上乾燥しない硬化不良の状態では問題外ではありますが。
理想的なのは10〜15分程度で乾燥する塗布量がベストです。
20分以上乾燥時間がかかると被膜の質は目に見えて落ちていきます。。




 

よくある質問

「既存のワックスの上にUAコーティングを塗ってUAフィニッシュLを塗ってもいいですか?」
→良くないです。
耐久性は床材と1層目の被膜が重要なので、UAコーティングを塗っても耐久性は向上しません。
そしてUAコーティングが一般的なワックスやUAフィニッシュLに比べ剥離性が悪いので、下地の被膜を減膜していきたい状況下で減膜しにくくなります。

そういった場合は、洗浄してUAフィニッシュLを1層塗っておけば、洗浄する度に減膜されていきます。
完全に剥離できた段階でUAコーティングを塗ればOKです。
UAフィニッシュLを既存被膜の上に塗ることで、汚れさにくさやヒールマークの入りにくさ、剥離やすさといいうメリットが出てきます。



 

密着していない下地ワックス・・・

があるということは、泥沼の上に家を建てていることと同じ。
その上でいくら頑張ってもどうしようもないのです。
綺麗に剥離してリンスを2回以上して乾燥させてからUAコーティングとUAフィニッシュLを塗った床の耐久性には敵いません。
建物で言えば、泥沼の上に適当な設計で建てた家と、しっかりとした基礎と設計で建てた家では快適に暮らせる年数は違います。
床のワックスは家よりもっと眼に見えて差ができます。



 

下地被膜の柔軟性

ワックスは経年で酸化し過度に硬化していきます。
なので、ワックスメーカーの考え方としては、長くても2年に1回は剥離をして下さいというスタンス。
ドライメンテナンスの場合は、過度に硬化しないベース剤を使ったりします。
過度な硬化はワックスに密着率の低下や、衝撃に対する追従性の低下につながり、割れの原因にもなったりします。
被膜を硬化させる次亜水や過酸化水素水、クエン酸などをワックスに使用するのは論外。
昔被膜を硬化させる為に使っていた時期もありますが、長期的に見て耐久性が落ちたり、黒ずんでしまったりと問題だらけです。
病院などでは最近そういった類のものを除菌目的で使用していますが、そういった理由から絶対に行ってはなりません。
本来必要なのは除菌ではなく、確実な洗浄ですし。
ひどく硬化したワックスは剥離剤すら受け付けなくなってしまいます。
もちろん他社からの切り替え現場だと切り替えになるぐらいですから、ワックスは真っ黒とビルドアップしていますね。
そうなるとワックスは過度に硬化しているので、洗浄してUAフィニッシュLを塗っても思うような耐久性は出ません。

そこで効果的なのが「多機能還元水」の還元力。
一般的な還元洗剤やアルカリ電解水とは違う還元の仕組みで被膜に柔軟性を持たせてくれます。
一番わかりやすい例は、洗浄機やバキュームの硬くなったスクイジーゴムを多機能還元水につけておくと、1晩2晩で柔らかくなるのです。
またポリカーボネートのカーポートが経年劣化で割れてきますが、そういったことも多機能還元水は防止できます。
同じことがワックスでも起こってきます。
そして他の洗剤と違って多機能還元水はワックスの下地被膜まで浸透して柔軟性を持たせるので、だいたい3回目の定期清掃から柔軟性の大きな変化が見られ、4回目の定期清掃では被膜が良い状態で迎えることとなります。
巷には還元洗剤と謳うものもありますが、ここまでの効果を出せる還元洗剤はなく、その理由が理解できるメーカーもないでしょう。



 

柔軟になれば剥離性も

剥離性も良くなるので、毎回の洗浄で剥離できる量も増えますし、剥離剤を使うにしても反応しない剥離剤が反応するようになります。
なので、よく初回に剥離する人がいますが、現場に慣れていない初回はリスクが高いので、半年ぐらい洗浄してUAフィニッシュLを塗って、毎回の洗浄で多機能還元水を使ってしっかり被膜を柔軟にしてから剥離する方がリスクが少ないのです。
通常のメンテナンスでも剥離性が悪くなるということは汚れた被膜の除去ができなくなっていくということ。
剥離性が悪くなり汚れた被膜が除去できないので被膜が黒ずんでいくのが分かります。
剥離性の良い状態を維持するということは、良い質の被膜の状態を維持するということ。
それこそがワックスやコーティングでのフロアメンテナンスの本質ですね。 

何より硬い被膜は追従性がなくなりますので、踏まれた床材の変化に柔軟に追従できなくなり割れてしまいます。
割れが見えるまではかなり時間がかかりますが、目に見えない割れは、割れに汚れが入り込み黒ずみとして現れます。
特にデスクの椅子の下が黒くなるのはそうですね。
そうならないよう、床材の上にUAコーティングが必要で、UAフィニッシュLを塗ることで可塑剤を補給し、多機能還元水を使って柔軟性を維持する必要があるんですね。
塗らないことにこだわる人もいますが、nano+なら塗っても剥離は永久に発生しません。
良い被膜の状態を維持することが収益性の向上に繋がります。
2020年03月09日 10:09

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