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総合的に考える

ワックスをたくさん減膜させたい時に、きついアルカリ洗剤を使う人がいます。
洗浄の時点では確かにたくさんワックスは取れるかもしれません。
しかしそれにはデメリットも多くあります。

例えば洗った後のワックス表面が荒れますので、ワックス塗布量が多くなります。
結局は、既存被膜 - ワックスの除去量 + ワックス塗布量 = の結果になりますので、思うほど減膜しないのです。
たくさん取れるということだけに着目してアルカリ洗剤を濃くしても結果ダメなのです。
しかしリンス作業は大変。
完全リンスなんて現場の作業では不可能に近いのです。
結果的に、黄変や耐久性の低下、思うほど減膜できていないということが起こります。



 

また反応量が多すぎると

反応した被膜が除去しきれず、反応してダメになった被膜の上にワックスを塗るようになります。
ワックスを塗る際に引っかかり感があるのはそれが原因。
そうなると正しいワックスの密着率が出ないので十分な耐久性を出すことができません。



 

減膜について良くある質問

いつも出る話ではありますが、「ワックスの黒ずみがひどいので多機能還元水とnano+クリーナーを250倍にして洗ってみようと思います」という話。
ダメとはいいませんが、その作業にはリンス作業がついてきますので、500倍で洗って乾かさないよう15分くらい置いて洗ったり、パッドをUS SPPパッドの新品を使ったりした方が、作業工程を少なくできて正解です。
250倍の方が取れるように思えますが、500倍の2回洗いの方が減膜量は大きくなり、リンスの不要。
これを正しく判断できるようにすることがプロの知識であり技術だと思っています。



 

1点だけで判断しない

これは他のことでも同様。
製品を作る時もそうです。
1つのことに捉われすぎて全体のバランスを欠くものは多いのです。
良い製品というのは、全体的なバランスが取れていて「現場で結果の出るもの」と定義づけています。
どれだけ新しい技術であっても、現場で結果の出ないものは作業する立場としては求めていないので。
ワックスなんかでも良くある話で、耐久性を高くしようとした結果、剥離性が悪く黒ずむのも早くなっていく。
耐久性という点で言えば正解かもしれませんが、現場で使うのには不正解ですね。

現場の作業でもこれは同じこと。
なぜその作業をするのか、その結果どうなるのか。
必ずしも洗浄液の希釈を濃くするのだけが正解ではなく、洗浄液の量や、放置時間、洗う回数などで補いをつけることができるのです。
あることをすればその反動で何かは起こります。
それを正しく理解して使えないうちは決まった通りに使うのが一番バランスが取れていることが多いのです。
自分自身がやってもそういう結果になりますので。
2019年12月21日 20:43