段取り9割
「大丈夫!大丈夫!」とだいたい言われますが、全然大丈夫ではありません。
お客様にしてみれば、幅木をしっかり汚されて本当にいい迷惑なのです。
飛散防止カバーつければ終わる話なのに、つけてないことによってもらわなくて良いクレームをもらうようになるのです。
自爆としか言いようがないクレームです。
取り付けるにしても10秒あれば取り付けできますね。
うちの外注先さんにカバーをつけずに作業している会社があったら一瞬で取引停止にします。
リスクは事前に抑えることができる
作業の図解にもありますが、壁に近い方にモップを振って洗浄液を飛ばしてしまったり。ホースで水を入れ終わった後に元栓を閉め、シャワーヘッドを開けて水圧を抜いてなく、ジョイントが外れてホースから出た水が歩行者に直撃。
排水場所を間違えて汚水が川に流れるなど。
しかしそれはやるべきことを正しくやっていないから起こること。
特に新規の現場や新規の作業者が入る場合など、作業前のミーティングは必要です。
大工さんの業界では、集合時間の8時、10時、12時、15時、終了の17時と休憩とミーティングが存在します。
大工さんたちはミーティングとは思っていませんが、そこで段取りや作業の進捗の確認とズレの修正などを行っていきます。
適切な休憩とミーティングが無駄のない現場を作ります。
私も高校生の頃大工のアルバイトをしていた時に、棟梁から毎日言われていました。
「段取り9割」
と。
そう、作業をする前から9割結果は決まっているのです。
そしてそれはどの仕事でも一緒です。
その日のその現場の段取りをするのか、数年先までの段取りをするのか。
それによって収益率も変わってきます。
当然長期で考えることができる人の方が収益率は高くなります。
それを長期にわたって確実にできるのが管理者の能力。
どのくらい先まで段取りできていますか?
2020年05月25日 10:00