nano+が無料で情報を公開する理由
nano+ユーザーさんからなぜこれだけの情報を無料で公開するのですか?という質問をよく受けるので、なぜ無料にしているかをお話ししていきたいと思います。
先に結論から述べますと「情報に価値がなくなる時代だから」ということです。
情報を伝えることを事業にする人は仕事がなくなります。
先月コモディティ化という内容の資料をオンラインサロンにupしましたが、コモディティ化とは、飲食店で例えればどの牛丼屋さんでもだいたい値段も味も一緒ということを指します。
個人的には吉野家の牛丼が一番好きですが。。。
そうなると競争相手との差別化ができなくなり、価格競争に入っていきます。
ビルメン業界はまさにそれで、メーカーさんもビルメンさんもそうなっています。
ワックスからコーティングやコーティングへの近い物にシフトし、洗剤はコロイド洗剤が主流に。
私が5年も前に既にやっていたことです。
それぞれ単体で組み合わせて使っても総合的なバランスが取れていないので結果は出ることはなく、コロイド洗剤に至ってはメリットばかりが謳われてデメリットが謳われていないのでそれが足かせになってしまうことにメーカーさんも気が付いていない!
メーカーさんレベルでも根本的な差別化ができてなく、小手先の差別化なのでこの業界だいたい大きな違いはなく、みんな同じものを同じレベルで使っているから結果も変わらない。
重要なポジション取り
つまりはnano+を使っている人は5年進んでいるのです。使っているものが5年進んでいるだけでなく、施工や管理の技術や考え方、将来予測や経営技術は業界内でさらに数年進んでいるのです。
だからこそ強競合ひしめくレッドオーシャンの中でも、なぜか自分の会社はブルーオーシャンで事業が展開できるのです。
未来がそうなると分かっていればそれだけ有利なポジションで戦えますね。
ポジション取りの話についてはまた別のコラムで書いてあるものを後日upする予定ですが、良いポジションが取れていなければどれだけいいものを持っていたり、能力が高くても勝つことは難しいのです。
サッカーのストライカーなんかはポジション取りで点が取れるか取れないかが決まってしまいます。
情報のコモディティ化
情報社会になれば情報の拡散するスピードが速くなるので、コモディティ化はさらに速く進みます。「nano+セミナーはなぜ無料なのですか?」「ホームページにあれだけの情報を開示していいのですか?」と聞かれることがあります。
現代では分からないことがあればGoogle先生に聞けばほとんど教えてくれます。
nano+は業界のGoogle先生を目指しています。
少なくともこの公開されたHPのコラムに書いてあることなんて、既に古い情報ですので無料でいいのです。
nano+オンラインサロンの情報はお金が取れるレベルの内容にしています。それでも無料にしていますが。
HPにある作業の図解などもノウハウですが、フロアメンテナンスを追究していけば辿り着く真理のようなものなので。
調べることのできる情報がそこにあり、そこにないものは開発者に聞けますし、オンラインサロンで書き込みをすればその分野に精通した人がコメントを入れてくれるのです。
nano+は情報を蓄積してみんなの資産としてその価値を上げて、それを共有できる仕組み。
現状では情報にも偏りがありますが、それはどんどん増えていきます。
未来と過去が見える
私は床を見ればだいたい未来と過去を見ることができます。どんな手抜きをしたか、何年後に剥離が発生するとか。
だからこそ清掃システムの設計ができるのですが、これは占いとか超能力ではありません。
様々な情報やこれまでの知識や経験の量からからそれらを判断できるということです。
これは床だけでなく、経営もそうです。
これが蓄積していき、自動的に回答を出しているのが世間一般で行われているAIの本来の仕事ですね。
OK!Google!やHey!Siri!も同じことをしているのです。
この業界からコンサルや教育などは事業はなくなる
情報を教えることでお金を頂く時代は終わったのです。私自身がやらなくてもネットに情報が溢れてそれは起こります。
誰でもネット上に無料で書いてあることにお金は払わないのです。
そのコンサルがやっているセミナーの内容が、既にHPに書いてあることだったりした場合は、その情報に価値がなくなりますよね。
もうしばらくはそれでお金がもらえる時代かもしれません。
しかしnano+がプラットフォームとしての機能を次々に備えていく中で、その情報は不要なものになります。
実際にnano+検索ができるようになって、ずいぶんと便利になったというお声を頂きます。
そこにないことは直接連絡を頂ければ、セミナーや打ち合わせがない限りだいたい1分以内に回答していますし。
なるべく早く対応したいということもあって、私自身は予定を詰め込むことをあまりしていません。
コンサルタントの葛藤
私も一応元々コンサルタントを本業としてやっていたこともありますが、1時間10万円頂いていたこともあるのです。現場のことから経営のことまで全てをカバーするコンサルタントというのもなかなかいないでしょう。
しかし自分自身がコンサルタントをやっていて腑に落ちない矛盾を感じていたことがありました。
コンサルやセミナーを事業としている人はどんどん人数を増やして集客をしたり、顧問先を増やしたいのです。
しかし大きな目で見ると、それを受講する人が増えていくとコモディティ化が進み、自らの手で差別化を無くすことを進めてしまっているのです。
ビジネスモデルを勧める経営コンサル会社がやる手口では、コモディティ化するのを分かっていて多くの顧問先にそれを勧め、その後でそこからそのビジネスモデルに対抗するモデルをまた提示していく自作自演コンサル。
お金を頂いてそれをやるのは人道的にいかがなものかなと。
なので、お金をもらってそういうことをするのはやめようと感じました。
これは良い情報を勉強したと思っても、みんなそれを知っていて、知らない人もすぐにそれを知るのです。
その先にその情報による差別化はもうないのです。
本を紹介する教育系YouTuberなどはいい例で、競合が増えてくると多少の上手い下手はあるものの、今チャンネル登録者数が多い人の先行者利益だけで終わってしまいます。
YouTubeの業界では2次創作と言われる動画ですね。
毎日8時間以上YouTubeを観ている私自身が既にそれを感じてしまっています。
後日、「労働時間を減らして可処分時間を増やす必要性」というコラムもupを予定していますが、可処分時間を増やしてYouTubeなどで情報の収集や勉強を行っているのです。
物や情報の価値というのは、内容のクオリティや供給量によって左右されます。
それだけ情報が過多に供給されると価値はなくなるのです。
ではどうするのかという答えは既に出ています。またオンラインサロンでも書くとは思いますが。
なので、ある時点からお金を頂くコンサル契約もしないことにしました。
1人の経営者として社外取締役として、その会社の経営改善までお手伝いすることはありますが。
その代わり差別化として、熱心なユーザーさんの集まるオンラインサロンではコンサル契約レベルと同じ内容を無償で提供することにしています。
業界として人材を教育する仕組み
現在の業界ではその仕組みが十分に出来上がっていないのです。そもそも正しい技術が何かという結論がない、技術が伝わらない、誰でも学べる仕組みがないなど問題だらけ。
だから業界水準は永久に上がることはなく、生産性を上げる方法を知らず低賃金で働くか転職するかになってしまいます。
その仕組みを変えてしまおうというのが清掃システムでなく、業界のプラットフォームであるnano+の役割。
清掃システムメーカーでは何十年頑張ってもなし得ないことで、「業界の幸せを創るメーカー」としては目的達成の為にそう変わらなければならなかったのです。
これまでの業界全体の知識や経験を蓄積して後世に伝えていくという事業は本当に重要だと思います。
オンラインサロンでは
無料ではありますが、継続的なユーザー限定とさせて頂いていることもあり、ある程度技術と知識と経験を持つ方が集まるようになっています。仕事を頼みたい時も、情報が欲しい時もそこには頼れる仲間がいるのです。
その仲間が増えると情報が集まり、その先には仕事も集まっていきます。
最近の若い人の世代を区切る時に、スマホ世代、SNS世代と分けることがあります。
昔で言えば、パソコン世代、携帯電話世代みたいなものですね。
これが進むにつれて進歩しているのは情報量。
初めて持った携帯電話がスマホという世代が働き始めているのです。
彼らは恐ろしく情報処理能力が高く、それは年々速くなるのです。
スマホ世代の次にSNSが入っているというのは大きな時代の変化です。
パソコンやスマホのようなハードからSNSのようなソフトに変わっています。
パソコン世代の方は記憶にあるかもしれませんが、頭の硬い管理職のおじさんが、
「パソコンなんてなくても仕事はできるから自分はパソコンを使わない!」
とごねていた記憶がないでしょうか?
今時そんなことを言う人はいないですね。
そう、そのうちSNSをやっていない人なんていないよねという時代が来るのです。
これまでの数十倍のスピードで。
Facebookをやっていないからと言われる方もいらっしゃるのですが、スマホやパソコンを使っていない人はそれだけ処理も遅く、情報を得る力もないのです。
色んなnano+のユーザーさんはいらっしゃいますが、素直にそのまま取り組まれている方の成長スピードは凄まじいものです。
業界経験の浅い方でもすぐに業界トップクラスになってしまいます。
情報を得る仕組みを作る→それをすぐに実行する、わからないことは確認する。
やることはたったこれだけのことなのです。
FacebookやインスタグラムのようなSNSは情報を得るツールで、今までGoogleでやっていたことの一部をSNSで得るようになっています 。
例えば居酒屋を探す時は、インスタグラムで探します。
#東京駅ランチ と検索するとたくさん写真が出てきてそこから食べたいものを選ぶのです。
Google検索だと食べログばかり出てきてアテにならないので、今の若い子はインスタで情報を得るのです。
Facebookも似たような使い方をしますが、そういった検索はインスタで、グループでの情報共有などはfacebookという棲み分けができています。
そういったこともあり、facebookアカウントの取得とオンラインサロンへのご参加をオススメ致します。
全国にユーザーさんが増えることでオンラインサロンの中で仕事を安心して依頼でき、1社ではできないこともできるようになるのです。
依頼先がnano+を使ってちゃんと作業できる会社というのがわかっているのって、依頼するのにすごく安心でないですか?
手伝って欲しい現場があっても、特別に何か教えなくてもいいですしね。
仲間が増えることもみんなで共有できる大きな資産だと思います。
2020年03月16日 10:00