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レッドオーシャンとブルーオーシャン

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経営の用語の中でよく出てくるこのワード。
レッドオーシャン:競合が多いマーケット
ブルーオーシャン:競合が少ないマーケット
という意味ですね。

そしてだいたいがブルーオーシャンを目指しましょうと言うのです。
ナンバーワンじゃなくてオンリーワンを目指しましょうと。
しかしブルーオーシャンには1つ落とし穴があるのです。
なぜブルーオーシャンなのかということ。
参入しない理由として1番多いのは、マーケットサイズが小さすぎてやる価値がないということもあります。

そして今の時代では誰でも色んな情報触れることができるネット社会。
これはブルーオーシャンを見つけた!と思っても、みんな知っていてそれをやっていない理由もあるのです。
本当に価値のあるマーケットであれば、どんどん参入してきます。
そして誰も気がついていなかったとしても、そこに目をつけられた段階でどんどん参入が増え、レッドオーシャンに変わってしまうのです。
なのでブルーオーシャンを目指すこと自体に意味がないのです。



レッドオーシャンで生き残るかどうか
レッドオーシャンの中で差別化をして勝っていけるかどうかと思う経営者は多いですが、差別化せずに生き残れるならそれが一番簡単でいいのです。
つまりは小細工なしのノーガード打ち合いです。
ビジネスモデルなどで差別化しようとする経営者は多いでしょう。
しかしそんなことをしなくても、作業原価や管理原価を下げて利益率を上げることで差別化はできるのです。
正面から殴り合いを続けても、利益が取れる会社は最後に生き残ります。
そして大手企業より中小企業の方が、固定経費が安いので勝つという現象が起こります。
差別化の研究をした結果、究極の差別化はこれなのです。

間違っても差別化するのに不慣れな分野に飛び出して勝負しても、レベル1では競合に勝てるわけがないのです。
だからこそ本業を追究して効率化していくことは重要なのです。
ニッチなところ?そんなものは現代の情報化社会にはないのです。
ニッチなところで勝てている会社は、ニッチでないところでも勝てる能力を持っています。

ここで重要なのが、勝つ必要はないのです。
レッドオーシャンで生き残ってしまえばいいのです。
他社が潰し合いをしている中を、落ち葉を拾うように地味に生き延びていればそれなりに成長します。

ビルメン業界ってレッドオーシャンとも言われていますが、どの道たくさん現場を受注しても全部できないと考えると、できる物件数は限られている。
と考えたときに本当にレッドオーシャンでしょうか。。。
この業種は,局地戦であり,日本全国で戦うわけではないので,必ずしも大手が強いとは限らないのです..

 
2020年11月02日 10:00