ワックスの被せ方
当社でも専門学校の教室はまさにそれの繰り返しで、洗浄時間より移動時間の方が長いくらいです。
そうなるとワックスをつなぐようになりますが、同じ場所で2層ずつ塗ってしまうと重なって4層の線ができてしまうことになってしまいます。
いちいちマスキングテープを貼って作業しても失敗にしかなりません。
今日の話題はそれを極力抑える方法の話。
↑の写真を見て頂くとその解決方法はすごく簡単。
2層→1層→0層と階段を作り、反対側から塗る時に合わせてワックスを塗っていきます。
そうすると、4層になることはありません。
多くて3層になり、2層と比較した場合の差も小さくすることができますね。
これは当たり前のことだと思っていたのですが、どうやら当たり前でない人が多いということで記載しました。
当たり前と思っていたシリーズその②
ちなみにこのように物があって移動して作業する場合ですが、洗ったところギリギリまでワックスを塗る人がいます。これは自ら失敗する確率を上げてしまっています。
洗浄した場所からワックスを塗るところまではタイル2枚分程度スペースを作ってからワックスを塗りましょう。
洗浄液が流れてしまったという事故を防ぐことができます。
どうしても物が多くその場所が作れない場合、机の上に椅子を上げるか、廊下にものをいくつか出してスペースを作ります。
当たり前と思っていたリリーズその③
また先日作業をした時にスタッフに注意したことがあったのですが、物を移動して洗浄する時には、部屋の入り口から遠い方の奥を洗ってワックスを塗って仕上げてからそこに物を戻して入り口側を洗いましょう。ワックスを塗ったところに洗浄液をつけてしまうというのは失敗の臭いしかしません。
もし間違えて移動した場合は、洗うだけ洗ってワックスを塗らずに物を移動して、奥を仕上げた後に手前部分を洗浄機で1パスで洗って乾燥させて塗ることでリカバリーします。
作業する時は給排水の経路を確保できる状態で作業を組み立てて下さいね。
また長尺シートの場合は、縦横も考えて、シートの継ぎ目でワックスが塗れる向きに荷物を移動しましょう。
2020年06月01日 10:00