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支払い遅延の対応による信用

いわゆる信用経済と言われる時代になってきて、お金に執着する人(していると思われている人)は干されていく時代になってきました。
近年では信用は新たな貨幣とも言われてきており、数年前までのフォロワーが多い人が強かったフォロワー経済は、すでにオワコンとなっています。
昔から、物価と言いますが、これはお金の価値が固定であるという古い考えの話でした。
しかしお金の価値は日々変動しています。
ドルと円ですら1秒間にAIが数千回の取引を行う時代になり、原油やドルに対する円高・円安の変動によって私たちの身近なところでもガソリンなどの物価が変動していますね。
お金はただ印刷されている文字であるということがネットで明らかにされ、お金とは何かがわかってしまった時代では、お金の価値も変動しているという認識を持てる人は増えてきました。
物の価値・お金の価値・信用の価値はそれぞれ変動していて、希少性が高いほどその価値は上がっていきます。
この辺りの詳細はオンラインサロンの記事で3回にわたり長々と書いたことがありました。



 

運転資金を持っていない会社

うちの会社では。請求書の締め切りは月末で締めて翌5日で、6日には給与も含め全ての支払いの予約を行います。
ジャパンネット銀行で好きな時間にパソコンで処理してしまいます。
窓口やATMに最後に並んだのは、10数年前に起業して数ヶ月間だけでした。
こんな便利なものが10年以上前からあるのに、窓口やATMで払っている会社もまだあるようで、振込手数料の違いから見て取れます。
財務を研究していると、手数料からそんなことがわかるだけでなく、運転資金を持っているか持っていないかも分かってしまうのです。
月末払いの会社は、月末のお昼12時に記帳に行って15時にもう一度記帳に行ってみましょう。
12時〜15時に振り込んだ会社は、運転資金がなく、お客様から入金があってから振り込んでいる会社になります。(と見られてしまいます。)
つまりお客様から入金がないと払えない、運転資金を持っていない会社なんですね。

そこでその会社の信用調査は行うことができるのです。
現金の量こそ一番わかりやすい信用調査なので。
ジャパンネット銀行だとその時間の詳細まで全てスマホでも確認できてしまいます。
起業してすぐだからお金がない!というのは誰でもそうで仕方のないことです。
しかしその為に日本政策金融公庫や信用保証協会も運転資金の創業貸付制度があります。
万が一お客様から入金がなくても払うべきものは払えるように運転資金を借りておいて信用を失わないようにしておくのです。



 

実はネタの差し替えをしました

実は本来違うネタをアップする予定でしたが、4月末5月末6月末と想定される状況を鑑み、本来アップする予定をずらしてこれを書きました。
コラム自体は10月分くらいまで、公開予約も6月分まで設定が済んでいるので、並び替えがなかなか大変です。。。
今ここでこれを書いたのも意味がありまして、信用がなくなるとビジネスを継続するにしても、その難易度はかなり高くなってしまいます。
それはお客さんに対してでなく、仕入先や外注先に対しても同様です。
こんな状況下では、お客様が倒産して入金がないとか、建築系や製造業の仕事をしている人では手形の不渡りという不慮の事故のようなことも起こるでしょう。
今から運転資金を調達しようとしても間に合うはずもありません。

そうなると安易な経営者がやることは、あまりその状況があちこちにバレるのは嫌とか、いちいち頭を下げて回るのは面倒だからと一番支払い金額が多いところだけに当日になって、


 
「お客様から入金がないから待って欲しい」


と電話するという、本当にあるある話なのです。
または電話すらしないという強者というなのおバカさんも。。。
まさに自分本意な最悪手です。
信用経済でこれをやると本当に終了します。
メインの仕入先、外注先を敵に回してしまうわけですから。
受け取る側から考えると、すごく大きい金額の入金がなかったので大ダメージですね。
下手をすればその会社を倒産に追い込んでしまうかもしれません。
小さな金額なら「払える時でいいよ」と言ってあげることもできますが、金額が大きくなるとそうはいきません。
これは起こる時には起こってしまうどうしようもないことなので、


・払えないことが事前に分かっていれば事前に連絡する(分かった時点で連絡する)
・スタッフの給与を払った上で残りを全体の金額と払える金額の割合の%(70%しかないなら、全体に70%支払う)で払い、残り分の支払いについて対応している内容を回答。
・なるべく電話で済ませず、可能な限り誠意を持って頭を下げて回る
・高級車などで謝りに行くのは論外(売却してでも払う)
・すぐに政策公庫や金融機関と協議に入り、借入がある場合は返済方法の見直しをかけて利払いのみの元金据置でキャッシュを温存する
・未払いになってしまったお客様といつ払える見込みがあるのか協議の場を持ち背景を確認する(今後取引をどうするかも決めて、支払い見込みがなければ売上が減るのが痛くても止める)
・不誠実なお客様には、今後の取引はないものと思い、支払督促を出しておき(裁判所にいけば書類の書き方を教えてくれます)、債権の確定と差し押さえの処理を進める(どこの銀行と協議しているのかを確認する。差し押さえに銀行名と支店名が必要の為、もし知っている銀行なら協力できるかもしれないからと差し押さえの話はせずにメインバンクと支店名をしれっと聞く)
・困っている会社が仕入先や外注先にあり、資金に余力があれば前倒しで払ってあげて、その会社が業務ができるよう支援する(外注先がなくなると自社もダメージを受ける)


といった対策が必要になってきます。
事業というのは、三方良しと昔から言いますが、自社のスタッフの他に、お客様、仕入先、外注先があってこそ成り立つものということを忘れてはいけません
追い込まれた時こそ、その人の本性がでてきます。とみんな見ています。



 

一度失った信用は戻ってきません

こういった対応をちゃんとやっていれば、信用がなくなる状況に陥っても「この人は誠実でできる限りのことをやってくれているのだな」と、逆に信用されてしまい、なんとかして手助けしてあげようとなるものです。
そうなれば追い込まれた状況からも復活できますが、不誠実な(本人がそう思ってなくても)対応をすると、物を買おうと思っても売ってもらえなくなります。
うちの会社でも、

・連絡なき未入金が2回あると取引停止

というルールにしています。
会社を守る為に当然のことですね。


ここから数ヶ月は自粛による経済損失の影響が出始めて、未入金や支払いの遅延などが起こってきます。
その時にお客様にも、仕入先や外注先にもどうやって対応するかでその後の事業展開は大きく変わります。
SNSの情報化時代なので、何かあって不誠実な対応をして、SNSで晒された日には終了のお知らせになってしまいます。
特にコロナさんのせいで、みんながピリピリしている状態ですからそういったことも進むでしょう。
どんな状況でも信用を失わないような、誠実な対応で信用を失わないよう事業を進めていきましょう。
何かお困りごとがあれば、支援できる範囲内でお手伝いできますのでご連絡ください。
2020年04月29日 14:57