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続 菌とウイルス

除菌関係.001
2020年10月22日の記事のアーカイブです。

前回除菌の話をしました。
今回はウイルスについての述べていますが、ウイルスについてはまだまだ人類が誤認をしていることもありますが、とりあえず現在人類が認識できている範囲で話を進めます。


あの薬品は〇〇ウイルスに効く!なんて話もありますが、いわゆる化学的除菌的な話ですね。
化学的除菌には耐性菌やウイルスの変質の原因となり、より手に追えないものに変わってしまうので行うべきではありません。
物理的除菌だとそんなことは考える必要はありません。
菌だろうがウイルスだろうか、物理的に排出すれば終わります。
前回多機能還元水で物理的な除菌と書きましたが、空気を入れ替えるだけでも物理的な除菌は行えます。


一定の条件を満たす建物には建築設備の点検というのがありますが、その点検では窓のない部屋の換気量の点検があります。
(窓のある部屋は窓を開ければ換気ができる)
部屋の用途、広さや人数によって必要な換気量を計算し、実際に換気扇の風速を測って換気量が足りているか導き出します。
当社でも毎年その点検を行っている建物もありますが、この換気量が低いと物理的除菌もできていません。


例えばトイレなんかはしっかり換気しないと不衛生な空気がずっとそこにあってもよろしくありませんね。
なので24時間換気にしてトイレの空気が通路や部屋に流れていかないよう負圧で管理します。
ビル管の試験にも出てくる話です。


病院管理において病院側から仕様はありますが、間違えていることも多く、それを正してあげるのも専門家としての役目です。
決められた仕様通りに仕事をすることではなく、感染事故を起こさないようにすることが仕事です。




↓ここから過去記事

前回ウイルスの話を全くしなかったので、今回は菌とウイルスの違いと現場管理における注意点についてです。
細かいところを説明してもわかりにくいので、ざっくりいきます。
こちらの感染症対策の動画にも説明がありますので、ご興味のある方はどうぞ.


・菌
汚れをエサとして増殖する
あちこちにいて、エサを求めてやってくる
エサがないと増殖できない
→エサになる汚れも確実に除去する必要があり、時間経過による増殖も考慮した時間軸での管理が必要

・ウイルス
自分に合った体温の動物の細胞に入り増殖する
それ以外では汚れなどがあっても増殖できない
動物の細胞にたどり着かなかったウイルスは時間経過により不活性化する


つまり菌の方が時間経過で増殖するので、管理が厳重なのです。
新型コロナウイルスは72時間で不活性化すると言われているので、72時間以上その建物を使わなければ消毒などは必要ありませんね。
時間が重要なので、本来病院の清掃業務であれば、それぞれの仕事を本当に1日1回の清掃でいいのか確認する必要がありますね。
使用するケミカルによっても違います。
↑の表は、HPトップにある多機能還元水の除菌データ。
清掃後24時間経過してどうなるかがポイントなのです。
100を超えるということは、清掃前より増えているということ。
つまり1日1回の清掃ではダメなのです。
このように感染経路になりうる部分については、拭き取り試験機で1日の清掃回数を決める必要があるのです。

多機能還元水だと、24時間で48%までしか戻らないのでかなり余力がありますね。
余力のあるもの=回数が減らせる→コスト面で有利になります。



除菌作業は不要?
病院の先生で、次亜水とかアルコールは使うなと言われる方もいらっしゃいます。
菌やウイルスを殺したり不活性化(ウイルスは生物ではないので)することにはリスクもあります。
耐性菌の発生やウイルスの変異を招いてしまいます。
耐性菌ができると、医療行為を行う際に消毒が必要な状況で消毒ができないということになりますから、正しい医療の知識を持たない者がやってはならないという考え方ですね。
本当にその通りなのです。
スプレーして拭き取るという中途半端な除菌作業で100%除菌できませんね。
それがリスクになります。
多機能還元水の場合は、菌やウイルスを殺したり不活性化させるのではなく、物理的に除去する率を上げるものなのでそういった問題が起こりません。
空気に置き換えれば換気をしているのと同じことですね。

我々ビルメン業界では空調や換気扇など、空調設備の専門家でもあります。
部屋の換気量なども計算し、プロとしてどうすべきかお客様に示していきましょう。
顧客が必要としているのは、どんな業務であれ、作業する人ではなく、専門家なのです。
多機能還元水は病院でも多く使われています。
正しい知識で正しい管理を行っていきましょう。
2023年12月28日 05:55