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得意先ポートフォリオの話2/4

前回前置きが長くなってしまったので,ようやく本題です.
コロナショックによって顧客(得意先)が大きく変わった会社も多いのではないでしょうか?
鉄道,航空,旅行,製造業,飲食業などは,特に大きなダメージを受けました.
今からは一般の不動産業にも影響が出始めるでしょう.
逆に食品スーパーやドラッグストアなんかはコロナの影響を受けるどころか伸びた業種でした.
うちの管理している物件でも,影響が出たのは,老人ホームの定期が2件延期になっただけで,他のところは通常のまま進みました.



前回のポートフォリオの話ですが,
例えばその会社が航空なら航空だけ,鉄道なら鉄道だけをやっている会社だったらどうでしょう?
数ヶ月完全に事業が止まってしまいます.
大手の企業では,簡単に口座開設することができず,財務の審査があります.
この会社は安定的に仕事ができる会社か,安定的に製品を供給できるかなどの審査があります.
(法人であることは最低条件)
以前聞いたことがありますが,「3ヶ月うちの会社から入金がなくてもおたくの会社は大丈夫ですか?」と言われるようです.
それを言っている人は,日本人なら誰でも知っているような会社の人なので,そこから3ヶ月入金がないということは日本終了みたいな話じゃないかと当時は感じていましたが,そこの会社ではないにしても実際に起こってしまいましたね.
今回のコロナショックでは,事業が動かないので,ビルメンの中で,特に法定ではない清掃の業務は3ヶ月くらい動かなくなってしまいました.
航空や鉄道の親会社を持つ管理会社としては,どうしようもないかもしれませんし,最後は親会社が守ってくれるでしょう.
しかし一般の独立系の会社だとそうはいきません.



それを防ぐためには
得意先のポートフォリオを作成する必要があります.
得意な建物がありながら,それ以外の用途の建物の仕事を行うことでリスクが分散されます.
1社の売上構成比率が大きい会社,1業種の売上構成比率が多い会社は危険です.
それだけ専門性が高いということですが,逆に専門を絞り過ぎているとも言えます.
そしてこういった感染症を引き金にする騒動はまた起こらないとも限りません.
業種というより,業務で専門を作った方がいいのですね.


その③に続きます.
2020年10月01日 10:00