全体像から把握する
全体像を理解してからでないと、細かい部分だけ見ていてもその価値は見えてこないのです。細かいところからは全体は見えないのです。
よく「単品のカタログはないのですか?」と聞かれるのですが、これはあえて作っていないのです。
単品ごとの価値なんて、単品だけの価値しかなくて、全体から見ればどうでも良いことなのです。
単品のカタログが存在することによって、単品からみる視点ができてしまいます。
単品から見ると、全体像は見えないのです。
現場で起こることは、ワックスの性能がどうとか、洗浄液がどうということ単体で起こることではなく、総合的なバランスによって結果が出るモノです。
例えば多機能還元水はそれ自体が洗浄方法としては革新的で、単体でも使い方によっては高い洗浄力を持つけれど、それは全体をパズルで例えるとピースの一つでしかありません。
ナノプラスは、UAフィニッシュLやUAコーティング、トレールモップ、作業や管理の技術や概念など、様々なものによって成立する大きなパズルで、一つ一つのピースを見ていても何も見えてこないのです。
だから、ワックスモップだけとか、UAコーティングだけとか、多機能還元水だけとか、単品しか使っていない人も稀にいますが、その価値を理解できていないということです。
そしてそのピースごとに見るモノの見方は非常に危険で、仕事でも重要なことが見えていないのです。
モノやコトを見る時は、大きく抽象的なものも含めた全体像を見た上でそれを分解して見る必要があります。
地上から地上を見るより、山の上や宇宙から見た方が全体像が理解できますね。
それと同じで、日本の歴史を知るには世界の歴史、世界の歴史を知るには地球の歴史、地球の歴史を知るには宇宙の歴史を知る必要があるのです。
仕事に置き換えると、現場を良くするには経営を知って変えて行かなければいけないということですね。
だからナノプラスは、ホームページの最初のところに大きなところから小さなところへいくような順番になっているのです。
洗剤やワックスのことが知りたいなんていう話もよくあるのですが、それ以上に重要なことはそこにあり、洗剤やワックスの細かいことなんて知らなくてもなんとでもなったりするのです。
つまり最初の部分で思考回路の組み替えをホームページ上で行っているのですが、それでも細かいところから見たい人はいるようです。
大きなところから見ると、経営的目線から入る必要があるのです。
いくら現場が良くなっても経営的な目線がずれていると何にもなりませんから。
---ここからはオンラインサロンのみの投稿です---
2021年07月01日 10:00