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パッドの取り扱い

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先日インスタにはチラッとアップした↑のパッドの写真。
もちろん、うちの現場のものではありません。
とある現場で別の業者さんが置いていた道具です。
それ以外の道具はもっとひどくモザイクが必要なレベルでしたので、ここではパッドだけにしました。
銀ポリが黒ポリになっていたレベルで、この衛生管理で本当に病院の清掃をするのかというレベル。
病院だけでなく、衛生面も考慮し道具の管理というのは大切なのです。
消毒作業を十分な知識がないのにやる業者さんのように、作業している本人達が一番の感染源になっていることに気がつかず作業しているなんて論外です。
今回はパッドの取り扱いについて気にされていない方が多いような印象を受けたので、今日はパッドの取り扱いの話です。



パッドの種類
ナノプラスで使うパッドの種類は、
・SPPパッド→ワックス塗布前の洗浄やワックスの剥離
・黄パッド→ワックスの光沢復元洗浄やセラミックタイルの洗浄
・ハイプロパッド→ワックスの剥離
・白パッド→カーペット
しかありません。
これにはちゃんとした理由があり、現場でのばらつきを防ぐ為、意図的に種類を減らしています。
カーペットのパッドであればマイクロファイバーのパッド(昔でいうところのトレールパッド1やトレールパッド3)というもっと洗浄力が高いパッドもありましたが、パッド自体を洗う時間や枚数の問題からあえて若干洗浄力が劣る白パッドを選択しています。
実はセラミックタイルで使う、自動床洗浄機用マイクロファイバーパッドというのはうちの実用新案なのですよ。
もう要らないので失効させましたが。
多機能還元水の希釈や放置時間の差で洗浄力がカバーできますし、洗わず汚れたままで数百㎡洗うマイクロファイバーパッドより、こまめに綺麗な白パッドで洗う方が結果的に綺麗になるという面もあります。



洗浄面とパッド台の面
日本で流通しているパッドはだいたい両面使用できます。
昔のアメリカのパッドは洗浄面とパッド台面で表面構造が異なっていました。
だから両面使えて日本のパッドはお得なんですよなんて説明をする人もいますが、それは大きな間違いです。
洗浄面よりパッド台面はささくれだってしまう傾向にあり、ずっと使っていれば見た瞬間にどちらがパッド台側かすぐに分かります。
床面に抵抗があり、ポリッシャーや洗浄機がパッド台を回すので、そこではわずかな滑りがあり、パッドとパッド台が擦れる訳です。
テナントの洗浄機のようにポリッシャーのモーターが唸るような音を立てる場面でも、パッドモーターの力で落ちきって回してしまうパワーのあるパッドモーターをもつマシンはよりその傾向が強いですね。



洗浄面のささくれ
ステンレスの見切りやスーパーのレジピットなどにパッドを通していると切れてしまいます。
人間の肌でも切れますから、パッドが切れてしまうのは当然です。
パッドが↑の写真のようにささくれだった状態で洗ってしまうと、ポリッシャーが暴れるだけでなく、その部分だけ単位荷重が上がるので、黄パッドであっても回し傷がつくことがあります。
SPPパッドはひどいことになります。


その他にも、わたしの想像を超えたことをする方々がいらっしゃいます。



地面に置く人
ダスターをかけていない床やアスファルトの上にパッドを置く人もいます。
そこに土砂があってフロアパッドに絡まり、そのまま床を回すと回し傷なんてことはよくある話です。
ゴミもあるし、よくないですね。



他の種類をパッドを重ねて収納する人
例えば黄パッドとSPPパッドを並べて収納すると、黄パッドにSPPパッドの研磨剤が付着する可能性があり、光沢復元洗浄しようとしたのに傷が入ることがあります。
パッドは必ず違う種類を隣り合わせにしないようにしましょう。
ホームセンターで売っているプラスティック段ボールをちょうど良いサイズに切って、間に入れると良いでしょう。
うちの現場のパッドを入れる箱には、パッドの種類とパッド台入れる場所もテプラで貼ってわかるようにしています。
また新品のSPPパッドと使い古しのパッドも入れ分けています。


フロアパッドは1枚で15,000㎡ともいいますが、ちゃんと使えばそれ以上に使えます。
SPPパッドも白パッドに重ねたり、SPPパッドを2枚重ねにして使いますから、それこそパッド自体がなくなるまで使われる方もいらっしゃいます。
1㎡あたりの価格で計算してもパッドは1円未満です。
フロアパッドをケチって現場がひどくなり、その手直しを追われるのは無駄な作業でしかありません。
あまりに洗うのが大変になったパッドなどは捨ててしまった方が、人件費より安かったりします。
高いものではありませんので、常に良い状態のものを使いましょう。


---ここからはオンラインサロンのみの投稿です---

たかがパッドなんていう人もいるかもしれませんが、床と接地しているのはパッドです。
2021年09月13日 10:00