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収益性を上げる管理技術

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現場を作業する時、どう効率よくやろうか頭を捻りますね。
しかし作業する前から9割は決まっているのです。
そこで1番大切なのが管理技術。

いわゆる現場を作業するのではなく、管理する人の仕事です。
一般的には、営業・管理・施工と業務が分かれているのですが、1人で全てやっている人も多いのです。
しかし営業と施工についてはやっていてもこの「管理」についてやっていないので、利益率が頭打ちになります。
というのも、管理をしないことで、売上=人件費のような状態になってしまいますから、頭打ちが起こるのです。

この管理を勉強するのに1番良いのは大きな物件です。
総合病院だったり、ショッピングモールだったり、GMS(総合スーパー)だったりですね。
広い現場を一年間計画を立てて作業していくのは、ただ作業すれば良いのとは違います。
広ければ単価は下げる傾向にありますから、ただ単に機械化すればなんとかなるのではなく、うまく頭を使わないとダメなのです。



↑の写真 7月に作業した総合病院
救急受付からの通路であり、休日の出入り口でもあります。
手前は明らかに洗っていないですね。
綺麗な方は光沢復元洗浄しただけです。
例えばここを洗浄してワックスを塗るとしましょう。
昼間には作業不可能です。
通路を分けるにしては狭くて人の行き違いやベッドを通すことができません。
やるのなら平日の夜中に全面を洗って、塗る時だけ半分づつ塗るなんてことが必要です。
しかし夜中に作業はしたくありませんし、光沢復元洗浄ならいつでも作業できます。
一応お見舞いの方もいらっしゃるので、半分ずつカラーコーンで仕切りましたが、多機能還元水なら滑らないのであまり気も使わず、病院関係者しか通らないところは半分にもせず常時通行のまま洗ってしまいます。
ただ単に洗ってワックスを塗るという作業をしていては、収益率もそうですが、リスクも上がっていきます。



GMSでも
お店によって売り出しの日がありますね。
毎週何曜日は〇〇祭りとは、◯日はなんとかの日とか。
そういう日は出ている催事品も多いので、作業に入ると物の移動だけで無駄に時間がかかりますから、その日は必ず外します。
また閉店後の片付けや明け方の商品の搬入などもあるので、どこから作業していくかも非常に重要です。
早いところは午前3時に牛乳が搬入されるなんてこともあります。
台車に載っているとはいえ、重いですし、場所も取ってやっかいですね。
塗って乾いたばかりのワックスの上を通したくありませんから、そういうところは早めに塗って乾かしておきます。
そういった作業のエリアと時間の指示だったり、お店との調整なども管理の仕事です。



管理を進めていくと
そして定期的に入るので、どこがどのくらい痛むか把握できるようになります。
ワックスを塗ると大変なところは少し早いタイミングで作業に入り、光沢復元洗浄でワックスを塗るスパンを伸ばしていきます。
逆にワックス塗るのにさほど問題がないところは、作業に入る回数を減らしてコストを抑えます。
その判断を先のことまで計画するのが管理です。
作業する前にそれを決めるのは行き当たりばったりと言います。
優秀な管理者になればなるほど、1年先にその場所がどうなるかも把握して予定を組みます。



季節によるもの
平野部の人は気にされないかもしれませんが、雪国や山間部の方は、寒くなるとワックスを塗ること自体が不可能になってしまうので、ワックスを塗る月の管理をしていく必要があります。
9月くらいまでにたっぷりUAフィニッシュLを塗っておいて、冬は光沢復元洗浄のみにしておきたいところです。
しかしこれは日本全国どこのエリアでも理にかなっていることなのです。
寒い時期だと良い被膜もできにくいだけでなく、厚く塗ることができない為、多機能還元水と黄パッドで洗ってはみたものの、ワックスが残っておらず、塗らないといけないことが頻繁にあるということが起こります。
実際にわたしの現場でも、長期間持たせようとする現場では、環境の良い時期に1層ベタ塗りで仕上げてしまいます。
30cc~40cc/㎡くらいUAフィニッシュLを塗ることもありますが、環境が良い時期なら十分に乾燥し、素晴らしい被膜ができます。
素晴らしい被膜ができると、その後手がかからないので収益性が上がりますね。
3ヶ月違うだけでかなり違うのですよ。



床温とワックスの関係
余談ですが、気温が低いとワックスが乾燥しないのは誰でも知っていることです。
しかし床温が低いとどうでしょう?
ワックス被膜の硬化時間が遅くなるだけではありません。
寒い時は暖房でしっかりと建物を温めようとします。
空気が温まると1階の場合、床温との温度差ができますね。
温度差=結露の原因となり、床面の湿度が100%になります。
床材自体も乾きませんし、そこにワックスを塗っても密着もしなければちゃんと乾くこともありません。
だから床温が低い場合も塗ってはダメなのです。
また寒いからといって、石油ストーブで温める人もいるようです。
しかし湿度が上がるので、余計に乾かなくなってしまいます。
そういったことから夏の間にたくさんワックスを塗って、冬は塗らないという「北海道ドライメンテナンス」なるものができたのですね。
今では光沢復元洗浄によってバフを使う必要はなくなりました。



管理技術とは色々なものがありますが、要は段取りのことなのです。
昔から段取り9割と言いますね。
どこまで深く先まで段取りできるかで収益性は変わります。
良い管理者がいると、現場で施工する側は非常に楽なのです。
そして管理者がいる会社といない会社では、収益性の違いだけでなく、売上の上限も変わってしまいます。
地方によっても違いますが、管理者がいない会社は年商◯億が限界なんてこともありますね。
現場のこともよく理解できていて、管理もできて、見積もその場で即決できる営業は、正しい原価計算ができます。
そうやって個人の生産性も上がっていき、収入に反映されるというのが、業界のあるべき姿かもしれません。
現場を知らない人が見積をするほど怖いものはありません。
施工の技術や管理の技術も実は営業に必要な最低限の技術なのです。

 
---ここからはオンラインサロンのみの投稿です---
 
段取りで重要なのは、作業する際に作業以外のことをしなくて良かったり、気にしなくて良いことを指します。
 
2021年09月20日 10:00

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