ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

  • 名称未設定.001

数値に出ない感性

数字では出せない感性は客観性がないからなんて見落とされがちですが、数字では表せてなくても、感性として知覚している訳ですから、大切なことなのであり、本来は重視しなければいけないところ。
しかし数値化できないものは、客観化されないので評価されず、評価されないからメーカーとして販売する時に売れないことから、重視されないのです。
ワックスなら初期光沢、洗剤なら塗った瞬間によく落ちるというのが売れるケミカルの条件とされています。



我々の仕事で数値といえば
ワックスなら光沢度で表しますが、正直まったく意味のない数値です。
そもそもワックスで光沢を出すということ自体に意味はありませんし、光ればいいのなら黒光りだろうが、ちゃんと密着していなかったり、硬化していない被膜だろうが塗れば光るのは光るのです。
いくら光沢度が高くても、そのような質の低い被膜に価値などありません。
光沢が欲しいのなら最初からセラミックタイルを貼っていれば良いのです。
ワックスにはそれ以外の目的がありますから。
密着率や硬化に数値なんてありませんね。
測ろうと思えば測れますが、それを点で測っても意味はありません。
全面でどうなのかということですから。
我々の仕事の上での感性って、他にはどこにあるでしょう?



例えばワックスを塗る時
モップが軽いとラクに塗れますよね。
ラクに塗れればその分疲れにくく、より短い時間で広い面積を塗ることができます。
しかしそれは数値としてこの業界では評価されません。
これはワックスの粘度だけでなく、洗浄後のワックス被膜の表面によっても変わるものです。
ナノプラスでは他のものと比べて、ワックスを塗る時のモップは軽い傾向にあり、洗浄によってワックス表面が整うからであり、ワックスの必要量はワックス被膜の表面積で決まります。
ワックスが塗られていなかったり、傷が多い現場や茶パッドで洗った後にワックスがかすれてしまうのは、塗布対象の表面積が大きく、塗ろうとしているワックスの量では足りないことを示しています。
光沢復元洗浄で表面を整えることを行っているのですね。



接地面積のコントロール
その傷はパッドの接地面積でコントロールしています。
洗浄の方程式にもありますが、単位荷重というのは実に大切なポイントです。
100kgの圧がかかるプロパンのトラッカーと、せいぜい10数kgくらいしか圧がかからない15インチポリッシャーでは比較になりません。
しかしもっと重要なのは、実際に床と接地しているパッドです。
白パッドや黄パッド、SPPパッドのような目が詰まったパッドは接地面積が広く、ハイプロパッドのように目が開いたパッドは接地面積が少なくなりますね。
接地面積が大きなところに100kgと少ないところに100kgだと少ないところの方が荷重がかかるので、縦方向に深い傷が入ります。



上級者になると
ハイプロを使って大幅な減膜をする際には、1回目の洗浄はハイプロ、2回目はSPPパッドだったり、1回目を新品のSPPパッド、2回目を使い古しのSPPパッドのようにパッドを変えて表面を整えるのです。
うちの現場でも、ポリッシャーだけで洗い切って、洗浄機は回収しか使わない場合では、洗浄機には黄パッドをつけて回しながら回収を行います。
そうすると深い傷がより細かい傷に変わりますから、表面積が減ってワックスを薄く塗ることができます。
減膜したい訳ですから、薄く塗れる下地を作っておくことで、総合的な被膜の厚みを減らすのです。
たくさん減膜しても、たくさんワックスを塗っていては意味がないのです。



今回はワックスモップの重さで例えてみましたが、様々なところでメンテナンスの感性を整えています。
例えば養生をしなくても洗剤の痕がつかないことだったり、汚れにくさは数字には出ない感性ですね。
あれ?これってなんかラクだねと思ったら、それはそこに配慮して清掃システムとして設計しているということです。
ぜひ普段の作業の中で探してみてください。

ナノプラスは、他のメーカーと違って自分が使う為に設計していますから、「売れる製品」ではなく、「自分自身やその周りの人も使いやすい」ことを重視して設計しています。
売れる製品を作るのは正直難しいことではありません。
しかし売れて事業的に儲かるとか儲からないとか、そういったことはもう卒業してしまったのです。
使う人や建物のオーナーさんに喜んでもらえる製品を創ることに喜びを感じ、ナノプラスを使い始めて人生が変わりましたと喜んで頂けるのが何よりのモチベーションです。


---ここからはオンラインサロンのみの投稿です---

数値にでない感性は非常に重要です。
一般的にはワックスの床なら光沢度計で数値化しますが、現場では写像性は測れません。
研究所にある機器でテストピースを測ることは可能ではありますが。
2021年09月27日 10:00