バッテリーの話②
前回は液入りバッテリーとメンテナンスフリーバッテリーの話をしました。リチウムバッテリー
最近ではペンギンワックス社製のマシンが、同じバッテリーで様々なマシンに流用できるという仕組みを作り上げました。
1番の?マークはマキタのバッテリーで作れば良かったのに。。。
容量などの問題もあったのかもしれませんが、工事現場で使われるマキタのバッテリーは非常に頑丈です。
またパナソニックのバッテリーも自転車や、車のテスラで使われていたこともあり、安定しているようですね。
つまりはそういったメーカーのものに比べて、振動に弱いのです。
メリットは
1時間で70~80%の充電が可能と充電時間が短く、現場で運用するのに、1台の機械に対して2個のバッテリーがあれば、使っていない方を充電し、バッテリーがなくなったら差し替えていくことで、理論上無限の稼働時間を出すことが可能になりました。
またコードレスなのにポリッシャーやバキュームのパワーも問題ないレベルというのが画期的でした。
昔の鉛のバッテリーのポリッシャーは本当に力がありませんでしたから。
最近ではマキタもリチウムバッテリーのコードレスを発売していますね。
コードレスポリッシャーの実用化は、業界全体において大きな進化です。
コードがないから作業に集中でき、初心者でもすぐにポリッシャーを回すことができます。
またコードがないことで、洗浄機一緒に作業をしても、洗浄機の動きに干渉することがなくなりました。
これによって大型の洗浄機も非常に活かしやすくなりました。
リチウムバッテリーの
使用上の注意は、大きな衝撃を与えないこと。
これは鉛のバッテリーも共通ですが、床がガタガタなところを毎日通る洗浄機は様々な部品の寿命が短く、バッテリーも例外ではありません。
ポリッシャーやバキュームでも、マシンを建物の外で移動する時必ず外しておくこと。
落下防止のことも考慮し、ペール缶などに入れて持って移動することです。
アスファルトでガタガタポリッシャーなどを転がすと、バッテリーには想定以上の振動がかかり、これが故障の原因であったり、充電した際に火を吹いたりという原因にもなります。
落としてしまうのは論外です。
また充電器の持ち運びについても、充電器も繊細で持ち運びはあまり想定して作られていないので、作業車の後ろに投げておくようでは故障の原因になります。
車のシートか助手席に乗る人の膝の上くらいが妥当でしょう。
カプラーが小さく弱い
その為、充電時やマシンに差し込むときはゆっくり差し込む必要があります。
カプラーを割ってしまった人もいるのではないでしょうか?
またパッドモーターに抵抗をかけると過電流が流れます。
カプラーが小さく、熱が逃げにくい構造であることもあり、普通に使う分には問題ありませんが、抵抗のある石床だったり、カーペットを長時間回していると、カプラーが溶け固着してバッテリーが抜けなくなるなんてこともあるようです。
カーペットで使うにしても、パッドにも多機能還元水を噴霧してある程度濡らして、こじったりせず綺麗に回す必要があります。
それができない人は素直に、カーペット用の低速ポリッシャーを使いましょう。
抵抗のある床材で回す時は低速の方が良さそうです。
③に続きます。
2021年10月25日 10:00