ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

  • 名称未設定.001

剥離できないコーティングの管理の対策

世間一般で言うところの剥離ができないコーティング剤。
元々土足禁止で人の出入りも少ない住宅用として開発されたものですね。
それが10数年前から現在まで、店舗で使用するようなところも多くあります。
剥離剤で剥離ができませんので、傷の補修はできず、うまくいくはずはありません。
メーカー達はサンドペーパーなどで物理的に削れば剥離ができるなんていうことを言いますが、凹凸がある床ではそれも難しいですし、削ること自体がそんなに楽な作業ではありません。
しっかりとした重量をかけて抵抗があっても大きなトルクで回し切れるプロパンのトラッカーは最低限必要でしょうね。



ある程度うまくいく場合
東京都心部のような土砂そのものがなく、物をひこずることも少ないところでは、想像以上によく持つこともあります。
しかしうまくいかないのを先延ばしにしているだけで、結論は変わりません。
なのであくまである程度なのです。
そしてある程度うまくいくところでは、普通のワックス管理でも、ナノプラスをちゃんと施工して管理できる人なら同等の結果を出してしまうのです。
某メーカーが昔コーティングを出した時に相談を受け、現場を見に行きましたが、ワックス管理しているところと大差なく、無駄にコストをかけてコーティングしなくてもよくない?というレビューをしたことがありました。



総合的な結論から言うと
上手くいかないのです。
とはいえ、一度やってしまったものは完全に剥離できませんから、多機能還元水と新品のSPPパッドで洗って表面を慣らします。
UV照射するコーティングなら、nano+クリーナーや浸透剤(仮)を入れることである程度減膜は可能です。
汚水回収してしっかり乾燥させた後、UAコーティングを塗布します。
普通のワックスと違ってUAコーティングならある程度密着してくれます。
2層くらい塗っておけば普通のUAコーティングの床として管理できます。



もう7年くらい前でしょうか、関西の某大手スーパーさんの依頼で↑を30㎡ほど実験したことがありましたが、UAコーティングを塗ったところは、日常のダスターと洗浄機のみ。
それ以外は定期ありという条件でテストしましたが、何も定期で手を入れていないUAコーティングのところだけが白い床が白いままでした。
被膜自体の汚れにくさにも大きな差がありますね。
また一般的なコーティングには、2液混合や3液混合タイプなどもあり、撹拌にも時間がかかることが問題です。
時間がかかるだけでなく、部分補修で少ししか要らないのに、撹拌の為にたくさん作って廃棄しなければなりません。
わたしもそういったコーティングのテストをしたことがあるのでよくわかります。
UAコーティングはそういった手間がありませんから、塗っておしまいです。



UAコーティングを塗ってしまうと
そこからはワックスが密着しますから、UAフィニッシュLを上に被されば、もう普通のワックス管理になるのです。
つまりはワックスでコーティングの保護をして、ワックスへ傷が沢山入ったりして、剥離による補修が必要な場合は、UAコーティングごと剥がせば、下に光沢があるコーティングが出てくるという仕組み。
これは某大手管理会社で17年くらい前にわたしが進めていたコーティング+ワックスというやつで、本社から勝手なことをするなと怒られたやつです。
ランニングコストも下がって品質も上がり、管理も楽だったのでその親会社のチェーンストアも西日本全店で採用という話も進んでいたのですが、無理矢理なかったことにされました。
大手の社内のバランスというのはなかなか難しいところです。
それが現在のUAコーティング+UAフィニッシュLという形になっていたりします。
下手に剥離できないコーティングをベースにするぐらいなら、剥離ができるUAコーティングを塗っておいて、UAフィニッシュLだけを塗ったり剥いだりした方が楽ですね。
その被膜の耐薬品性なども考慮しています。

なんだかんだ言ってもワックスというのコーティングに耐久性に劣るにしろ、誰にでもできるという面が非常に大切なポイントです。
自分にしかできないではこの仕事はできません。
どうやって誰にでもできるようにするのか。
それが均質化と展開率、つまり規模を拡大する際に広げやすいか、結局成功する確率が高いというポイントになるところなのです。
2022年01月10日 10:00