アーカイブ 綺麗なだけではダメなんです
2018年10月4日の記事のアーカイブです。元記事はこちら
洗ってワックスを塗ったり、バフをかければ誰だってパッと見は綺麗にできるのです。
重要なのはそこではないのです。
その時に綺麗というだけでは収益性につながっていきません。
↓ここから過去記事
新たに実験したいことがあったので、事務所の床を洗浄してUAフィニッシュLを2層塗布。
nano+の光沢復元洗浄は被膜を平滑にするので、エンボスの床であっても平滑にすることが可能で、光沢を出してメンテナンス性を良くします。
ベーシックに洗浄してワックスを塗るという基本作業の質を上げることは地味ではありますが、どの現場でも使えるので1番会社の利益率改善に役立ちます。
そのワックスの耐久性をどれだけ最大限に引き出せるかは、完全密着させる仕組みだけでなく、正しく増膜させることができるかも大きなポイント。
どうすれば1番良い被膜を作ることができるかを詰めていけば、現場環境が変化してもそれに合わせて調整ができます。
良い被膜とは
先日社内のミーティングを行いましたが、日常スタッフの認識も、見た目の綺麗さでなく、実際の汚れにくさやヒールマークの入りにくい被膜が日常作業時間短縮に繋がるというのは共通認識。
残念ながら綺麗なだけではダメということですね。(汚いのは論外)
光っていても、研磨洗浄やバフのように表面にキズを入れてしまうとそういった作業時間短縮ができる被膜にはなりません。
研磨洗浄もバフも表面に微細な傷を入れて大小の傷を均等な傷に整えることで写像性を出しています。
傷を入れずに被膜表面を整えましょう
ヒールマークが入るなと感じてきたら、そういったことをせず洗浄で光沢を戻すのが簡単。
ちなみに洗剤を併用した研磨洗浄を昔からやっていましたが、作業後に耐ヒールマーク性が落ちて日常が大変という問題がありました。
多機能還元水はその原因を解決しているので、500番希釈の多機能還元水と3Mのスクラバー用の黄色パッドで光沢復元できます。
白パッドだとより平滑に仕上がりますが、洗浄スピードが落ちるので黄色をオススメします。
ともあれ、色々と重要なデータが取れたので、また現場へフィードバック。
明日はさらに新しいものを試す日。新しいものは楽しみですね〜
また明日は研修で九州から広島にいらっしゃるお客様が。
午後から座学と夜に現場で作業研修を行います。
これまで広島での研修はご希望の方に合わせてという形で行ってまいりましたが、12月からは第1火曜日、第1水曜日で座学と現場での技術研修も定例で行う予定です。
詳細は時期が来ましたらご案内致します。
↑過去記事ここまで
日常清掃がやりやすい被膜ができているかどうかというのはかなり重要です。
日常清掃があるにしてもないにしても、次回の定期清掃の洗浄作業の時間にかかわることですから。
ここまで追究していくとわかりますが、日常でバフを使っていると汚れやすかったり、ヒールマークが入りやすくなるのです。
細かい傷を入れるから当然ですよね。
日常清掃で洗浄機がある場合、痛みのひどい部分は多機能還元水250倍を塗布して洗浄機で洗うだけで光沢の復元を傷を入れずにできます。
この作業は定期清掃でやっていることと同じですが、1日100㎡くらいずつでもやっていけば定期清掃は、ワックスを塗らなければならないところまで不要になるだけでなく、日常清掃がやりやすい被膜を長期に渡って維持することが可能なのです。