ストックよりフロー
これを書いてある2022年4月26日現在の円の価値は暴落を続けており、貨幣価値自体はこれから世界全体で下がっていきます。現在はロシアを中心とした金本位制に先に移行した通貨に対して、管理通貨制度の不換紙幣の価値が下がっていっている状況です。
同じ1万円を持っていても、1万円分の金と交換してくれる紙幣と交換してくれない紙幣では国力など関係なく価値が変わるのは当然のことです。
つまりは資産をストックしても意味がないということなのです。
そしてその後高騰する金の価値も下がるイベントが起こりますから、安全資産はなんですか?なんて質問自体が無意味です。
1番裏切らないのは、自分自身、会社自身の力です。
個人でも会社でも教育や訓練などによって培った能力や技術は貨幣価値の変化によって失われることはありません。
そしてその能力や技術は貨幣価値が変わっても収益を生み出す力は変わらないのです。
これは今日のコラムでいうところのストックではなくフローのことを指します。
要は内部留保すること自体が無駄な時期であり、能力や技術を得る為の投資に時間とお金を投入する時期と言えますね。
元々それが本質的なところなのですが、設備投資ではないところがポイントです。
利益を出さずに設備投資をどんどん行ったのはAmazonが典型的ですね。
利益を出さず全て設備投資に回して赤字で税金は払わないけど、売上規模が大きくなり、収益性も向上するところの資金を使い、効率的に成長したと言えます。
今はそれを設備のようなハード面ではないところを重視していくという時代になっているのです。
2022年05月30日 05:55