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モップの話①

最近は概念的なコラムの内容が多かったので、今日は少し現場的な話です。
水の滴るワンタッチモップで床を拭いている風景を見ることがありました。
もちろんダスターをかけたり、バキュームで吸塵している様子はありません。
ナノプラスを使われている方でワンタッチモップなどという古いものを使われている方はいらっしゃらないと思いますが、念の為に復習です。

モップには、綿のモップとマイクロファイバーのモップがあると認識されていると思いますが、それは分類の間違いです。
マイクロファイバーは汚れを掻き取る手がたくさんあるから汚れが落ちるというのもある程度は正解ですが、大部分は間違いです。
そもそも汚れを掻き取る手が汚れに引っ付かなければ掻き取れませんからね。

大きな分類として
・水と親和性の高い繊維
・油と親和性の高い繊維
がありますが、これは洗剤でいうところの親水基と親油基ですね。
綿のモップは水との親和性が高いのです。
しかし油(汚れ)との親和性は低いですね。

なので本来の使い方としては
除塵した後に、
・水に溶ける汚れ(水性の汚れ)については水をスプレーして乾いたモップで拭き取る。
・水に溶けない汚れ(油性の汚れ)については希釈した洗剤をスプレーして乾いたモップで拭き取る。
というように使い分けるのが本来の姿なのです。
そういったことから水で濡らして絞って使うというのは間違いなのです。
どんな汚れも落としてどれだけ回収できるかが重要です。
100ある汚れを100%落とせても13%しか回収できれなければ87%は残留してしまいます。
これを13%と書いたのには理由があります。
普通に水拭きするとせいぜい13%くらいの回収率だからです。
洗浄機なら90%前後(機種やメンテナンス状況によりけり)ですね。
しっかりメンテナンスされた洗浄機やバキュームで、ホースを高剛性のものに変えられていると回収率が上がります。
だからこそワックス塗布前の洗浄汚水の回収率を考慮して水拭きではダメなのです。
水拭き7回が洗浄機1パス1回のリンスに相当しますが、普通の洗剤ではそれでもリンス不足なのです。


次はマイクロファイバーモップの話ですが、次回に続きます。
2022年06月27日 05:55