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現場での視点

コラムのイラスト.001
先日ちょうど前回のコラムで書いた理容院の定期清掃でした。
洗った感じだと洗って終わりで良さそうな感じでした。
それは今回の作業としては良いのですが、この先を見た時にどうでしょう。

作業は9月と3月の年2回。
現場は1階で床温も低いので、良い被膜を追求すると3月に塗りたくありません。
そして1年後の作業の日に気温や湿度がどうかも分かりません。
かと言って2年後の9月は?マークです。

今回は気温・湿度・床温が非常に好条件でした。
つまりは塗らなくても良いのですが、塗るのにはベストな条件だったのです。
この先1、2年のうちに塗らないといけないかもしれないのなら、良い時期に塗ってしまった方が良いですよね。

この視点が非常に重要で、目の前だけ見て毎回洗って塗っていれば簡単かもしれませんが、
洗浄→乾燥→ワックス塗布→乾燥→物の移動→反対側も同様に作業ですが、
光沢復元洗浄のみでいけるのなら、
洗浄→物の移動→洗浄→物の復旧
で終われます。
そして5年や10年などの長期のスパンで何回塗布作業を入れないのかが収益率向上のポイントになります。

収益率向上のポイントで1番重要なのは「良質な被膜を作ること」というのはこれまでも記載している通りです。
ただ光れば良いなんて話ではありません。
5年楽ができるなら今回多少時間をかけてでも良い被膜を作った方が良いのです。

この視点こそが未来から現在を見ている視点ですね。
早く終わればいいというのは現在しか見ていない視点です。
収益率は別としても、作業自体が早く帰れて楽なのか、作業時間が長くてしんどいかという違いも出てきますね。
2022年09月12日 05:55