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現場における地域差

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前回は会社規模における地域差について書きましたが、今回は現場に関わる部分の地域差の話になります。
水・空氣・土などが挙げられますね。


水の差
日本も北海道から沖縄まで広いので、水の質は硬水から軟水まで幅広いものです。
はじめて沖縄に仕事で行った時には、硬度が高いことから洗浄用の水が売られていたことに驚きました。
そんなことをしなくても別の方法があるのですけどね、多機能還元水を希釈するとか…
他のある地域では、鉄が錆びるのではなく朽ちるという酸化度の高い水も見たことがあります。
そういった質の悪い水で洗浄作業を行っても良いことになりませんから、多機能還元水のように水の質を担保するものが必ず必要なのです。
書いてしまえば一言ですが、これを理解して実践しているメーカーはないのですよね。


空氣の差
気温や湿度ということですが、2月に長野県では-7度で作業するのも大変でワックスは塗れず、かたや宮崎県南部では暖かくて冷ケースが並ぶ食品スーパーでもどんどんワックスが塗れるなんてこともありました。
ドライメンテナンスが流行った時代には「北海道ドライ」なんという夏にたくさん塗り込み冬はバフだけにして塗らないというメンテナンスありました。
ナノプラスはまさにバフなしでこれをやっていますね。
環境に良い時に塗り込んだ場合の耐久性の違いを知っているからこそですが、地域の環境を考えて年間のメンテナンス計画を立てる必要があります。
それに冬って寒いので、早く作業を終わらせて帰りたいというのもあります。
被膜の質の差ですが、何年も前に大阪市内の食品スーパーで実験したことがありますが、作業する人には何も告げず同じスーパーさんの近くの新店の塗り込みを同じように作業してUAコーティングを塗ってもらいましたが、8月に作業した方は2年以上リコートなし、その3ヶ月後の11月に作業した新店は1年半持たないという明確な差が出ました。
作業レベルや作業内容はまったく変わっていませんから、これが空氣の差というやつです。
本来は乾燥時間を長めに取ってあげて調整しますが、食品スーパーで1年以上持てば十分と言えますし、このレベルで作業できる会社もほとんどないでしょう。


土の差
都内(特に山手線の内側)の物件の1番驚かされるのは、土砂が極端に少ないということ。
つまりは1日1回ダスターをかけていれば痛むことなんてないのです。
地方だと土砂を入れない為に、土砂取りマットの設置からはじまって、毎月表のアスファルトを水で流して土砂を抜いて中に入れないようにしたりなんていう努力が必要ですが、そもそも表に土砂が少ないので入る量も少ないですね。
それなりのレベルの人が一度真面目に施工すれば1年以上持ってしまいます。
都内の方が単価は安いですが、維持できてしまえば安くてもそれなりに利益は出てしまいます。


こういったことが四季によって様々に変わっていきますから現場を年間で考えてメンテナンスしていく必要があります。
理想的なのは、気候の良い4月〜9月の天氣の良い日にしっかりとした被膜を作り、冬は光沢復元洗浄で維持していくのが理想的です。
2022年11月21日 05:55