1番最初にやるべきこと①
経営的な話ではありますが、簡単に利益率を上げることができるやり方で、本来はこれを1番最初に決めて事業をはじめる必要があるのです。
◯この業界の経営の仕組み
我々の業界の経営者は経営というものをほとんど学ばず、動いた分だけでお金が残るんだ!と頑張る人が多い傾向にある業界です。
しかし本当にそうでしょうか?
最後に残ったお金がなぜか少ないなんて話はよく聞く話です。
それは最初に利益が残る形で事業を拡げていないのが問題で、売上の伸びとともに経費も増えていきますから、それぞれの数字をしっかり見ておく必要があります。
◯比率で数字を見る
とはいえ、数字だけ眺めても何も分かりませんので、↑の画像のように前期の決算書や月次の数字に対して横に売上構成比率をいれていきます。
率にすると数字が苦手な方も見やすくなると思います。
今期特別な出費がある場合はその数字を加えます。
どれだけ事業を拡大してもこの%は変わりません(拡大とともに下がることが多いです)から、売上が増えていくと経費も増えて、利益額は増えますが、社長の体は一つなのでどんどん疲弊していきます。
特に仕事が増えて人を増やせば、車や機械、パソコンなど色んなものが必要になり、その稼働が100%に近づくまでは利益率は下がります。
この利益率%が最初からズレているといくら頑張っても利益は残らないのです。
そしてそれがズレているかどうかわからずに経営するのはギャンブルに近いのです。
そうなると自動的に減らさないといけない経費が見えます。
こうすることで、税引後利益の%を決め、それに合わせて販売管理費の削る部分を削り、帳尻を合わせていきます。
それでも合わない場合は利益率を上げる必要もでてきますね。
それについては次回2月13日のお話です。
2023年02月07日 22:53