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1番最初にやるべきこと②

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前回は売上構成比率で%管理をする話をしました。
現場ごとの収益の管理の話です。
会社が変に膨張しているだけではなく、ちゃんと成長している会社はこれを必ずやっています。
そして企業経営においてこれもやって当たり前の話です。
これができない人は経営幹部どころか現場責任者ですらないと言っても過言ではありません。
これをコントロールするのが現場責任者の仕事です。


◯現場ごとの収益
粗利率を増やすのに1番大切なのは現場ごとの収益をちゃんとつけることです。
現場ごとの収益は前回でやった内容に反映させる必要はありません。
ここでポイントなのは、現場で作業にかかった時間だけでなく、往復の時間やマシンなどのメンテナンスなどの時間も計算に含みます。
細かいところまでやると時間がかかるので、千円単位でざっくりと行います。
またもう一つのポイントは、作業に入るまでにお客さんと打ち合わせをしたり、鍵を取りに行ったり、現場を見に行ったりするいわゆる管理に関する経費もいれます。
このポイントを抑えておかないと目に見えない経費がボロボロと落ちていきなぜか利益が出ていないという現象が起こります。
日常清掃だとわりかし収益は出しやすいかもしれませんが、物件担当者の巡回や打ち合わせもコストに反映する必要があります。



◯ABC分類
現場ごとの収益を出していくと本当に利益が出ている物件かどうかが見えてきますね。
それをABCに分けて評価してCは値上げ交渉を行い、撤退することも検討が必要です。
もちろん率は低いけど額が大きくて助かっているなどの理由もありますから、総合的に考える必要があります。
やっても利益が出ない物件なんて、手間がかかって人も機械も消耗するだけです。
むしろそんな時間があるのなら、利益率を上げる為のスタッフさんの教育などを行った方が良いのです。
機械化をして利益率をあげるのは一般的ですが、1番は人の教育です。


これは現場で作業することより先にしないといけない大切なことなのに、やっていない会社の方が圧倒的に多いのです。
これをやっていくと最初はかなり大変ですが、絶対に必要なことで、これをなしで事業を行うのは、原価がわからない商品をいくら利益が出るのかわからない状態で売っているのと同じなのです。
2023年02月13日 05:55