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ワックス被膜の話②

前回の続きです。


そこし話は逸れましたが、ワックスが汚れるなり、被膜の上に汚れが乗るなりすればそれを洗って除去する必要がありますね。
油汚れであれば水洗浄では限界がありますから、中性洗剤あたりから使うでしょう。
そしてそれでもカバーできなくなればアルカリ洗剤を薄めに・・・
しかし洗剤を使えば界面活性剤が残留し、さらに汚れを寄せつけどんどん汚れの量が増えていきます。
そうなると今度は洗剤の希釈を濃くしていきます。
濃くなるのに回収率は同じなので残留が増えさらに汚れの繰り返し。
最後にはアルカリ洗剤になり被膜を痛めてしまい、結果定期というのがこれまでの業界慣習でした。


それではいけないのでアルカリ電解水という手段を取る人もいます。
界面活性剤を含まないので汚れにくい上に、水ですので汚れの回収率も高くなりますね。
謳い文句としては「ワックスを溶かさず油汚れは取れます!」というものです。
それを提供したのがワックスを作るメーカーだったら良かったのですが、それは機械屋さんが機械を売る為に提供した手段でした。
もちろんワックス被膜に関しては素人です。
実際にこれを実験された方はいらっしゃるでしょうか?
わたしは実験しましたが、耐薬品性が高いUAコーティングですら日々の継続使用で被膜が溶け始めます。
そしてダメになって過度に溶けた被膜汚れが中に入ってしまいます。
検証は継続的に行わないとわからないことが多いのです。


多機能還元水でも油汚れは十分に落とせます。
そして被膜が溶けることもありません。
うちの事務所はUAコーティングが塗ってあって、毎日多機能還元水500倍を撒いて回収していますが、溶けることはなく、適度な柔軟性を維持しています。
図解にもありますが、洗浄の方程式を理解していればさほど難しいものではありません。
(何年も蓄積した汚れは別です)


次回に続きます。
2023年06月12日 05:55