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カーペットの洗浄液噴霧量①

カーペットの洗浄液を吹く量について質問を受けることがあるのですが、実際のところ作業内容によって変わります。
表面だけを洗う場合としっかりと中まで洗って残留した界面活性剤を抜く場合では、そもそもの考え方が異なります。


表面だけを洗う場合
表面をオーボットやポリッシャーに白パッドなどを付けて洗う場合ですね。
マイクロファイバーのパッドを使う方も多いですが、現場で洗うことのできないマイクロファイバーパッドより現場で洗って何度でも使える白パッドの方が運用に優れています。
当社でもトレールパッドというマイクロファイバーのパッドを作っていましたが、白パッドの運用の良さから廃番にした経緯があります。
中まで洗いませんから洗う部分に最適な量を噴霧する必要があります。
少なければ早く乾燥しますが、少ない分汚れも落ちませんし、回収もできません。
あくまで白パッドで汚れを擦って、汚れた洗浄液を吸い上げるイメージです。
寝癖なおしをするスプレーヤーで例えれば、髪はしっかり濡れるけど、頭皮は濡れない感じです。
細かい霧の状態の洗浄液を大量に噴霧するイメージで多めに撒ければ汚れも落ちやすくなり、洗浄スピードも上がります。
ここの噴霧量を間違えると汚れ落ちが悪く、作業時間が伸びてしまいます。



中まで洗う場合
ポリッシャーやオーボットで回した後にエクストラクターですすぎながら回収します。
中までしっかり洗うとはいえ、1番下まで洗浄液を打ち込むことは稀です。
蓄積した界面活性剤を抜く場合には多機能還元水250倍希釈をしっかり下まで打ち込んでゆっくりとエクストラクター(こちらには多機能還元水1000倍希釈)を引いてすすいでいきます。
エクストラクターは半分ずつ被せながら使うことで、
①洗いながらすすいで回収
②2回目のすすぎということになります。

カーペットの表面積はPタイルの200倍以上とも言われており、アップライトをどれだけ丁寧にかけるかでも変わりますが、土砂や埃の汚れが多いことには違いありません。
それはエクストラクターの汚水を見てもわかることです。
Pタイルで言えば、ダスターをかけずに洗っているような状態ですから、1回目の洗浄は予備洗浄、2回目で残った汚れの回収といった感じです。
エクストラクターに多機能還元水1000倍希釈を入れておくことでより回収率が上がります。
この1000倍希釈はハードフロアでも同様ですが、結構ポイントになるところだったりします。


②へ続きます。
2023年09月11日 09:55