ワックスの組成で変わる洗浄液
前回は剥離が簡単な被膜の誤解について書きました。実際には簡単ではないという話でしたね。
実際のところ剥離が簡単ではないワックスを塗るとどうなるかという話です。
その前にワックスは、アルカリもしくは溶剤、またはその両方が剥離に一定量必要なものとして分類できます。
組成により
・アルカリタイプ
・溶剤タイプ
・その両方タイプ
に分類できます。
つまりは剥離剤も洗剤もワックスの組成によってセットにならなければいけないのです。
そこまで考えて現場管理をする人はほとんどいないでしょうね。
そんな人がいないからこそナノプラスのようなシステムになっているものが必要になってくるわけです。
ちなみにですが、剥離剤も溶剤タイプのものが現代では主流ですが、上記が理解できていないといくら値段が高くても意味がありません。
世の中には値段が高い剥離剤→よく剥離ができる剥離剤と認識している人も多いようです。
これはワックスメーカーが謳わないからいけないのですが、どのメーカーもそんな記載をしていませんね。
本来はワックスと剥離剤も分類するべきなんです。
またこれは組成による相性の話ではありますが、次回は相性があってなく、剥離性が悪いと実際にどうなっていくのかという話をしていきたいと思います。
2023年10月16日 05:55