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減膜量>汚れる被膜量・塗布量


減膜できないコーティングと減膜できるワックスの違いについて前回書きましたが、今回は実際に現場でどうなっているかという話です。


たくさんワックスを塗っていけば平滑になっていきますから光沢感はでます。
それは洗う時に平滑に洗えてワックスも正しくレベリングできていればの話です。
ここでは青パッドや緑パッドで傷を入れながら洗ってベタベタワックスを塗って送風機を当てながら乾かすという論外な作業は除外しておきます。
現場作業に入る時にはワックス被膜には傷が入ったり、土砂が押し込められたり、汚れが付着していたりします。
それらをきっちりと除去してワックスを塗らなければ傷や土砂、汚れがサンドイッチになってしまいます。


被膜が汚れる深さと減膜量と塗布量のバランスが崩れると黒ずんでビルドアップした床に変わっていきます。
ドライメンテナンスをする人はわかると思いますが、ドライメンテナンスは塗布しないことでバランスを取ろうとしますが、被膜の汚れる深さが深いので結局メンテナンスが大変なのです。
とはいえ、昔のような美観メインのドライメンテナンスではなく、コスト重視のドライメンテナンスに変わってきているので、バフ頻度を減らしても維持できるというのがトレンドになってきそうですね。
わたしの考え方では、バフで空気を汚すことはしないことと、バフよりワックスを塗った方が作業時間が早いことからドライメンテナンスという選択肢はありません。


十分に減膜できないワックスを使うと、黒ずんでビルドアップした床になるわけですが、それだけでなくワックス表面に傷が増えていく問題もあります。
傷はワックスをいくら塗っても消えません。
傷のないところまで減膜(最後は剥離)しないと消えないのです。
ですから剥離性の悪いワックスは傷が増えていくのです。
そしてそんな被膜は光沢復元洗浄で復元性も良くないので洗浄で終われなくなりますし、ワックス塗布量も増えてビルドアップしていきます。




次回は光の反射と具体的な技術の話です。
2023年10月30日 05:55