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洗浄液とパッドとワックスの摩擦抵抗①

ポリッシャーにしても洗浄機にしても動けば擦れるから洗えば同じ!
なんて思う人も多いようです。
うちのHPでは洗浄の方程式というものを載せていますが、洗う時に『擦る』という部分をもう少し因数分解していくともっと深く、それによって洗い上がりはかなり左右されます。
説明が長くなるので、3回に分けて説明していきます。


・パッドの形状と単位荷重
HPにも書いてありますが、目の詰まったSPPパッドとハイプロパッドが1番良い比較になります。
20kgのポリッシャーが17インチのパッドにかける荷重は当たり前ですが全体で20kgです。
しかし床面と当たっているのはパッドであって、その全面は当たっていません。
パッドの外周15センチくらいだ!なんて声も上がりそうですが、もっと細かく見ていくと接地しているのはパッドの繊維です。
SPPパッドのように目の詰まったパッドはその当たっている面積が多く、ハイプロパッドのように目の詰まっていないパッドは当たっている面積が少ないですね。
他のパッドに置き換えると緑パッドと青パッドや茶パッドでも似たような比較ができます。
同じ20kgが多い面積にかかるのか、少ない面積にかかるのかを考えるとわかりますが、1㎟にかかる荷重は面積が少ない方が大きくなります。
荷重が大きい方が縦方向に傷を入れる傾向になります。
SPPパッドは横方向、ハイプロパッドは縦方向の傷となるので、剥離をする前の予備洗浄でハイプロを使うのが有効ですし、洗浄後にワックスを塗る場合はSPPパッドの方が平滑に洗いやすくワックスの塗布回数を減らすことが可能です。


パッドを汚れによって色を選ぶというよくわからない業界の習慣がありますが、まったく意味がありません。
なのでナノプラスでは、
剥離前の予備洗浄:ハイプロ
剥離や大幅な減膜洗浄:新品のSPPパッド
洗浄ワックス:使う古しのSPPパッド
光沢復元洗浄:黄パッドや白パッド
カーペット:白パッド
セラミックタイル:黄パッド
の5枚と定めており、それ以外は不要です。
その為に既に日本国内では販売している会社のないSPPパッドを入れています。
(現在は当社しかないのだそうです)


一昔前は滑るパッドでもプロパンのトラッカーのパッド圧で力技でなんとかしていた時代もありました。
長くなってしまいましたので、次回はパッドの大きさと回転数と摩擦抵抗の話です。
2024年01月29日 00:00