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消耗品と資産

前回カットサロンの例を出して初期投資で赤字になる話をしました。
そこで使った費用ですが、それは消耗品でなく資産であるという話を今回はしていきます。


同じお金を使うのでも、消耗品と資産ではその意味合いが大きくことなります。
前回美容室のメンテナンスで土砂取りマットの話をしましたが、10年以上使えるものは消耗品ではなく、資産的な意味を持ちます。
何もしなくても、24時間365日除塵してくれるのですから非常に優秀です。


700mm × 900mmの裏地なしの土砂取りマットをモノタロウで18900円(税抜)で買いました。
その時に出るお金はマットとしてはかなり高額な部類です。
他の物件で使う大きなタイプだと6万円以上するものもあります。
とはいえ10年以上(当社で1番長かったのは15年)持ちますから、1年あたり1890円、1ヶ月あたりたったの157.5円です。
もしその物件がなくなっても別の物件に持って行くことも可能です。


多くの人がこの見た目の金額に判断を誤るのです。
18900円を使ってその瞬間に消耗するのであれば高いのですが、10年以上使えるのなら非常に有効なものと言えますし、性能的にもリースマット10枚分の能力があって、土砂の流入量を半分以下にできるので、定期物件には必要不可欠と言えます。


東京都内の山手線内側の物件に多いのですが、そもそも土砂がないのであまり床が痛まないのです。
土砂取りマットは土足禁止状態とまではいきませんが、それに近い状態を作り、日々のお店のトレールモップでのウェットダスターで土砂を確実に除去し、作ったUAコーティングの被膜が痛むことを防ぎます。
1番高いのは作業にかかる人件費なのですから、長期間維持してメンテナンス周期を伸ばし、1回あたりの単価を上げていくことがポイントです。


高級なアクセサリーや時計はいわゆる資産ですが、これは元々海外逃亡用の資産とも言われています。(持ち出すには一定の手続きは必要です)
簡単に持ち出せて換金しやすい資産と言われるからです。
高額な現金は海外へ持ち出せませんからね。
換金しやすいかつ投資物件としての認識もあります。
購入した時の価格より高く売れることがありますから。
ただ消耗して行くものを買っているわけではないのです。


事業を行う中では、資産でも特に30万円を超えるものは固定資産として減価償却していきますね。
つまりは貸借対照表の左上にある現金が減って右下の利益が減るのではなく、左下の固定資産のところに移動するだけです。
貸借対照表としては小さくなっていないのですね。
ところが消耗品として瞬間的になくなるものは左上の現金と右下の利益がなくなります。
会社規模が小さくなったことを示します。
(会社規模は売上高や利益だけでは半分しか示せません)


現場でお金を使う時にはそれはただの消耗品なのか、ずっと利益改善に貢献してくれる資産なのかを意識して見るだけで、すこし高くても資産になるものを選んだ方が良い場合もあるのです。
今回は土砂取りマットで例えましたが、前回の作業の話では耐久性の高いUAコーティングの被膜を作るというのは無形の資産と言えます。
それがあるから高い収益性を生み出しているわけです。


そういった視点でお金の使い方を考えていくと事業の展開もすこし変わっていきます。
2024年03月04日 00:00