カーペットやソファのメンテナンス 1/3
先日カーペットやソファのメンテナンスについて相談を受けましたので、その関連の話をしていこうと思います。大型のショッピングセンターのカーペットも多機能還元水で管理されている方もいらっしゃいますから、多機能還元水があればメンテナンスはほとんど可能と言って良いと思います。
IICRCではCHAT理論を学びますが、それでは足りないのでHPに洗浄の方程式を出させていただいたおります。
またリンサーにも多機能還元水を1000倍で入れることで回収率がアップし取れない汚れが取れます。
浸透圧の関係でそうなるのですが、どこのメーカーも教育機関にも書いていない大きなポイントです。
カーペットや特にソファのメンテナンスで重要なのは、より水に近いものだけでメンテナンスすることで、界面活性剤を極力使わないことです。
界面活性剤を使うことで必ず汚れやすくなります。
またソファだと人の肌が直接触れるものです。
いくらリンサーでリンスしても使った洗剤分を完全に回収するのは時間的に物理的に不可能です。
(ワックス床ですら不可能ですから)
そういったことから多機能還元水はすべての汚れに対応できる為、お湯で希釈したり、噴霧量を増やしたり、重曹やアルカリ電解水を添加したり、様々な手段を併用していきます。
保育園や病院のように敏感な方が多い現場ではにおいも重要な要素です。
海外製品のケミカルはにおいもきついものが多いですから、においのない多機能還元水は非常に有効です。
多機能還元水の場合は残留しても問題になる心配がありません。
むしろわざと残留させることによって染みの抜けが良くなりますのでリンサーの中に多機能還元水を入れておくのも理由の一つなのです。
わざと残留させる手法として、日常清掃でアップライトをかけた後に多機能還元水250倍(スプレーヤーに2プッシュ)を汚れに噴霧しておきます。
そうすることで程度問題がありますが、シミが抜けていきますから、わざわざ染み抜き作業をしなくてよくなり、かなりの労力を削減することが可能です。
定期清掃でも
アップライト
→多機能還元水250倍噴霧
→放置時間をおく
→ポリッシャーに白パッドをつけて回す
だけで汚れは白パッドに移りますし、残留した多機能還元水がシミを抜くので明るく仕上がります。
近年ではオーボットで使われる方も多いですね。
次回は以前あったパッドやマシンなど歴史について述べていきます。
2024年03月07日 00:00