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なぜそうなるのか理解する①

仕事で空調のメンテもやりますが、フィルター清掃は点検もかねて基本毎月のメンテナンスを提案しています。
以前わたしの寝室の空調のフィルターの埃をすこし貯めてみてどのくらい効きが変わるかの実験をやってみましたが、想像をはるかに超えた効きの違いでした。
フィルター全体に薄く埃がついた状態だとかなり効きが悪くなりますね。
業務用エアコンでもそれは同様ですし、効きが悪いですから設定温度も高くしがちで電気代も上がりますね。


エアコンと同様でアップライトやバキュームの紙パックやHEPAフィルターも変えていない人が多くて紙パックが完全に詰まって変える人なんてざらだったりします。
紙パックは基準線まで吸ったら後はものすごく風量も落ちるので床から回収できる効率も落ちます。
回収できないマシンで作業をしても綺麗になりませんが、この業界の問題として1日決まった回数その作業をすれば良いと思っている人も結構多いのが事実です。
また購入時に替えないといけないと教わったから替えているパターンも多いです。
替えることが大切なんではなくて、機械の構造を理解してなぜ替えないといけないのかを理解できているかどうかの方が大切なのです。


機械の関係はよくわからないという声も聞きます。
しかし清掃用の機械のおおまかな構造は非常に簡単です。
バキュームの場合、負圧(吸い込む)を作るバキュームがあり、空気が引っ張られて排気されその途中に紙パックがありその後ろにHEPAフィルターなどの細かいフィルターがあって排気を極力綺麗にしています。
人間に例えればマスクが2重になっていて、表側のたくさんゴミを取るマスクを目詰まりして呼吸が苦しくなる前に交換しましょうというだけの話です。
蓋を開けて説明すればすぐにわかる話なんですが、マシンメーカーも現場管理者も構造でなく使い方しか教えないのです。
大切なのはなぜそうなるかなので、構造から理解した方があとでいろんなことがわかりやすいのです。


長くなるので4回シリーズで進めていきます。
2024年03月21日 00:00