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なぜそうなるのか理解する④

4回目の最終回です。


カーペットの場合は表面積がPタイルの250倍程度あると言われ、それだけ土砂や埃の量も多く溜め込んでいます。
ドライの汚れはドライの作業で取りましょうとカーペットメンテナンスの教科書の1ページ目に書かれていることですが、ほとんどの方がドライではなくウェットでこれを除去しようとしています。
しかし最初に説明した通り、決まった水の量と水温に対して溶ける水の量は決まっているのです。
ナノバブル水のように溶かさず回収するということもできるのでナノバブル水の推奨しています。
(これはまた後のコラムで説明します)
つまりいかにアップライトで回収するかで勝負が決まります。
それなのに早く洗いたいからとアップライトで見えるゴミだけ取ってすぐに洗浄液を噴霧する人が多いですね。
ひどい会社になるとハンディクリーナーやポッド型のドライバキュームで吸塵している会社もあったりして驚きます。
そんなもので回収できるはずがありません。
ちゃんとカーペットを洗っている会社はカーペットの洗浄にかける時間の半分以上をアップライトに使っています。
アップライトのブラシを見ればわかりますが、ブラシはわずかな線でしか当たっていません。
一般的に使われているような押したり引いたりするような掛け方では一瞬しかブラシが当たらないのでカーペットの繊維に刺さった土砂は取りきれません。
機械の構造を理解すれば自ずと使い方も変わってきます。


先日セラミックタイルの洗浄で相談を受けたのですが、それほど面積の大きくない店舗です。
作業時間の短縮の依頼を受けたのですが、短縮したいならなおさらダスターではなくバキュームでの除塵です。
なんならウェットダスターをかけてからの除塵をしてもらいたいところです。
目地がある床材でいくらダスターをかけても十分に回収はできませんから、急がば回れではありませんが、早く綺麗にしたければバキュームの工程は絶対に省けないのです。
折衷案としてショッピングセンターのように広い場所だとスイーパーという選択肢もあったりしますね。
カーペットのメンテナンスでも最初から表面しか洗わないという前提で汚れの少ない場所ではアップライトでなくスイーパーを使うこともあります。
あまり汚れていなのならそもそも洗わないという選択肢もあるのはあるのですが…



そうやって説明しているとキリがないくらい出てくるのですが、何のためにそれをしているのか、なぜそうなるのかはすべての作業に理由があります。
普段なんとなく作業をされている方は多いと思います。
しかしその作業で本当に良いのだろうかということを考える習慣をつけることも大切です。
日常的な仕事に追われ、完成させることにフォーカスしがちですが、それを続けてもレベルは変わらず作業効率も変わりません。
余裕を持って作業を行い、こんなことも考えながら作業することでレベルは上がり品質や収益率も変わっていくのです。


今回は除塵作業に例えて話を進めましたがすべてに関して同じことが言えます。
2024年04月01日 00:00