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ワックス塗布概論③

前回からの続きです。

ここまではレベリングの話とワックスを塗る前の乾燥の話をしました。
ここからはワックスの乾燥の話です。
ワックスは20分以内に乾燥させなければ良いワックス被膜になりません。
メーカーは30分以内と言いますが、良い被膜という条件をつけると20分になります。
20分と30分ではまったくできる被膜の質が違います。
つまりは理想的なワックスの乾燥時間は10分〜20分の間に乾燥する


そして次にワックスの硬化時間についてです。
見た目は1層でも十分になるでしょうが、UAフィニッシュLの層を厚くしておきたい場合は2層目を塗ることがありますね。
先に述べたようにUAコーティングだけにならないようにUAフィニッシュLを厚くしておくことは重要です。
光沢復元洗浄によってUAフィニッシュLはどんどん減っていきます。
減膜して傷がないところまで平滑に洗うから光沢復元しますので減るほど当然のことです。
剥離をしてUAコーティングを1層目に塗ってからUAフィニッシュLを2層目に塗ることもありますね。
UAフィニッシュLを含むワックスの硬化時間は乾燥時間と同じです。
15分で乾燥すれば硬化するのに15分かかります。(床温が低いと硬化時間は延びます)
硬化前の柔らかい状態の上にワックスを塗布すると下地が溶けて密着が悪くなります。
ワックスを塗っている途中でタックといってモップが引っかかることがありますが、あれは硬化していないのに塗ってしまうからです。
そしてそれが部分的に起こっているということは全体を同じ塗布量で塗っていないからです。
全体を同じ塗布量で塗れていれば同じように硬化します。


またいつも説明していますが、UAコーティングの場合は硬化時間=乾燥時間×2となります。
ですから剥離して乾燥させUAコーティングを入れてUAフィニッシュLを塗ると結構時間がかかることがわかりますね。
寒い時期にUAコーティングの硬化が待ちきれずに時間がないからとUAフィニッシュLを塗ってしまう方もいらっしゃいますが、その場合はUAフィニッシュLを塗るのは別の日もしくは次回作業にされることをお勧めします。
寒い時期はワックスの乾燥が悪いですが、ワックスを塗る前の乾燥時間もかかるのです。
特に15時を過ぎると気温は急激に下がりはじめ、相対的に湿度は上がって乾きにくくなります。


次回に続きます。
2024年05月16日 00:00