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【注意喚起】アルカリ電解水使用の注意点②

前回、アルカリ電解水について触れました。
そこで2つの問題があるのでご注意いただきたいというお話です。



1つは、
◯洗浄機の清水タンクから清水のラインが詰まる
実際にマシンのメンテナンスをしているサービスマンからも注意喚起をして欲しいという声が上がっていて事例もあがって、アルカリ電解水の成分が配管に固着し水の出が悪くなります。
ひどい場合は水を出したり止めたいするソレノイドバルブを詰まらせるということになることもあります。
清水側のラインを見ればだいたい白くなっていますから詰まる前に洗浄した方が良いですね。
先日も以前洗浄機を導入いただいたところから依頼され50,000円以上かかって分解修理を行ったところです。


2つめは、
◯ワックスが緩んで汚れやすくなる
「アルカリ電解水はワックスを痛めずに油汚れだけを洗浄できます」と謳われますが、ちゃんとわかっているワックスメーカーはそんなことを謳わないでしょうね。
アルカリ電解水であれワックス被膜には少なからずダメージはあるからです。
希釈とパッドの選定によってはある程度ワックスも減膜するでしょうし。
アルカリに強いワックスを1,2回洗う程度であればまだしも毎日アルカリ電解水で洗われているとワックス表面の組成はバラバラになり、ワックスが緩んで柔らかくなった状態になり、光沢の低下や汚れやすくなって黒ずむという現象が起こります。
当社でもアルカリに強いUAコーティングで実験をしたことがありますが、500倍のアルカリ電解水でも継続使用でUAコーティングの緩みが確認できました。
日常清掃のケミカルコストが下がっても日常清掃や定期清掃のコストが下がると何の意味もありません。


宣伝みたいになってしまいますが、アルカリ電解水でできた詰まりは多機能還元水を入れて使っていれば抜けていきます。
テナントカンパニー製の洗浄機に電解水で床を洗うEch2oというシステムが付いていますが、こちらは700時間毎にユニットをホワイトビネガー(酸)を使って洗浄することになっています。
しかしそれも多機能還元水で洗浄が行えるのでこれまで多機能還元水で対応してきたことがあります。
Ech2oは発想的には悪くないものの洗浄液の量が少なすぎて洗えないので当社は推奨しておらず、オフにして多機能還元水2000倍で洗浄されることを推奨しています。


次回はそれも踏まえた話になります。
2024年07月08日 00:00