単品を変える意味
前回アルカリ電解水の話をしました。そこから話は続きます。
「◯◯をすればコストが下がります!」なんて話はよくある話です。
各メーカーそれを売りにして提案していることですから。
しかし前回までの話のようにアルカリ電解水の機械を入れればそれで良いのかというと、そこだけにフォーカスして全体が見えていなければ思わぬところで不具合が発生し、前回までの話のようにワックスを痛めて余計に手間がかかってしまうということが起こります。
「ナノプラスでは個別の製品カタログを作っていません」という話をよくしますが、製品それぞれにこだわりはありますが、単品でどうのということではないのです。
単品を変えることに意味がないと思っているからです。
我々の現場を作っている中で一番大切なのは、どういった結果(現場品質や利益)を残したいかでどう管理してどう作業するかが変わりますし、営業をそれを元に営業をしますから営業的からみてどうか、経営的に見てどうかということです。
この場合より広い視点の経営側の視点から下ろしていくことが必要ですが、なぜかこの業界は現場のことは現場、管理のことは管理…とバラバラになってしまっています。
これは大きな管理会社さんだけでなく、小規模の事業者さんでも同じ傾向があります。
まずは経営的にこうしたい!というところから決める必要があります。
その上でナノプラスは多くの人たちが使う状況や環境、各地方ごとの水質の違いですら考慮して全体的なバランスの調整して単品ごとの特性を持たせています。
製品あってこそではなく、現場での結果あってこその製品です。
「UAフィニッシュLだけを使ったらどうなりますか?」なんて聞かれることもありますが、普通のパッドと洗剤で洗って塗ったら2層塗っても対して光らないワックスです。
初期光沢を犠牲にしても汚れにくさを一番優先にしていますので。
初期光沢に価値を感じませんし、光沢復元洗浄で光沢が出せるので1層でも十分な光沢を出すこともできる裏付けがあるからです。
その光沢復元洗浄の為には、多機能還元水や使い古したSPPパッドが必要です。
「SPPファインではどうですか?」なんてのも聞かれるのですが、質問で出てくるようなものはテスト済みだったり、テストする前から結果がわかっているものの方が多いです。
広い視野で見ていないと自分の目の前の現場しか見ていないと見えていないところで失敗するというのがこの業界のあるあるです。
総合的に見て何がしたいのかという話なのです。
次回は話の流れで独自性と均質性です。
2024年07月11日 00:00