独自性と均質性
前回、なぜか単品だけ変えたがる人の話をしました。見えている視点という意味では、現場をやっている人はオンリーワンの独自性を求め、管理する側の人は独自性を嫌い集合的な均質性を好む傾向にあります。
これは立場の違いで起こるべくして起こることです。
管理会社の立場からすれば、あちこちの現場で品質がバラバラだと品質管理担当は怒られますから。
そして綺麗すぎるのもマイナスだったりします。
自社で直接お客さんと仕事をする分には独自性で良いかもしれませんが、管理会社さんの仕事では必ずしもそうでなかったりします。
ぼちぼちの品質で良いわけですから、品質面でなく作業原価を大幅に下げてしまえばよいのです。
ナノプラスでは、
均質性→通常のナノプラス
独自性→量子フロアメンテナンス
というように分けています。
ナノプラスは広く展開する場合には均質性を高く担保しやすいですし管理コストも下がりますから管理会社さん向きです。
作業される方にも自分自身がずっと現場に出られるわけではありませんし、応援で人を呼んだりすることもありますから実は均質性というのは非常に大事なんです。
頼むにしても多機能還元水+nano+クリーナー500倍、SPPパッドで洗浄、UAフィニッシュL1層塗布で洗うように指示しておけば、ポリッシャーの回し方やワックス塗布のタイミングなどのポイントを抑えておくだけで1年を通して品質は安定します。
自分自身で作業する場合は、何も考えずに洗って1層塗って帰るというのは非常に楽です。
維持ができていれば光沢復元洗浄のみでいいわけですし。
現場あってこそではありますが、現場がやっていることとそれ以外がかけ離れていると会社はうまく回りません。
うちの現場でもわたしが行くことにしている現場は割と単価も高いので独自性を出しますが、行かない現場は均質性を追求しています。
いわゆる松竹梅をつけていたり、自分がいく現場では実験を行っていたりということもあります。
次回はそんな実験を行う基準現場の話です。
2024年07月15日 00:00