何のために学ぶのか10
前回からの続きです。このテーマを書いていたら、想像以上に長くなり、8月が終わって9月になってしまいました。
それは当社のようなメーカーでは、正しく性能を発揮できる製品をお届けすることが信用だと思いますし、現場で結果が出せる製品であったり技術を提供するのが仕事だと思っています。
だからこそ常にメールやDMでのお問い合わせを受け付けていて、何かあってもすぐに回答して問題解決できるよう努めさせていただいています。
よく考えるとそのような対応をしているメーカーってあまりないのですよね。
製品を売ることが目的になっていて、現場や経営で結果を出すことが目的になっていなくて、根本的に提供しているものが違うと思います。
わたしは現場で結果が出ないのなら出るようになるまでとことん一緒に向き合いますし、どうやっても利益が出ない現場でもなんとか利益が出るようにやり方を一緒に考えたりすることが多いです。
ナノプラスを使うことはその結果を出すための近道ではありますが、別のものの方が良い場合は他のメーカーの製品をおすすめします。
あくまで現場で結果を出すことが目的ですから。
これは建物のオーナーと管理会社との関係性にも似ていて、オーナーから見ればコストでしかありませんし、管理会社から見れば売上でしかなく、お互いが自分の目的を反対側に置いて綱引きをしている状態です。
そうではなく、同じ目標を設置し、同じ方向へ綱を引くのが正しい姿だと思っています。
オーナーの年間予算が〇〇万円であれば、もっとこうした方が効率的で綺麗に維持管理ができますという提案ができる人こそプロだと思います。
ただ単に他社より安くでは誤差の範囲しか変わりませんし、作業する側もしんどいばかりです。
だからこそそれをどうすれば可能になるのか現場の知識なども必要になってくるのです。
この業界では学ばない人が多い業界です。
勉強したくないからこの業界に来た!言われたこともありました。
しかし学ばなければ昨日の自分自身と何も変わっていません。
昨日と変わらなければ明日もまた同じです。
企業として売上の伸ばすことを成長だとは思っていません。
むしろ率を伸ばす方が成長だと思っています。
その率の向上によって創造できた時間で人はさらに成長できるのです。
2024年09月02日 00:00